ホンダ鈴鹿新監督に眞鍋氏 社会人野球「都市対抗と日本選手権目指す」 三重
社会人野球のホンダ鈴鹿の新監督に1日、OBの眞鍋健太郎氏(45)が就任した。通算26回目の本戦出場を果たした2022年の都市対抗野球大会以来、全国大会から遠ざかっており「チームが勝利することで、従業員や地域に喜んでもらいたい。まずは都市対抗と日本選手権の2大会出場を目指す」と力を込めた。 東京都出身。桐蔭学園高(神奈川)、駒大を経て02年春、本田技研工業に入社するとともに、同社鈴鹿製作所が拠点のホンダ鈴鹿硬式野球部に入部した。現役時代は走攻守三拍子そろった外野手として活躍のほか主将も務めてプレー、精神の両面で仲間を引っ張った。 09年の現役引退後は約2年コーチを務めた以外は同製作所で社業に専念。部品品質管理部門の責任者を務めるなどした経験から「野球選手である前に企業人である」ことの大切さも後輩に伝えたいという。 「野球部の一ファン」として職場の仲間に呼びかけ、球場にも足を運んだ。「選手の能力は高く、チームの土台が固まれば一気に頂点に届く可能性もある」と期待を寄せ「まずは地固め。隙のない守備力、隙をつく走塁を基本に『当たり前』を突き詰めていきたい」と語った。