吉村知事「減少傾向にあるのが大阪の現状も医療提供体制が極めてひっ迫」大阪府新型コロナ対策本部会議
吉村知事「減少傾向にあるのが大阪の現状も医療提供体制が極めてひっ迫」大阪府新型コロナ対策本部会議
大阪府は25日午後、大阪府庁で「第50回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。今月31日が期限となっている「緊急事態宣言」について、府内の医療提供体制が極めて厳しい状況が続いていることから、府は宣言の再延長を政府に要請する方針とみられ、この会議で決定するとみられる。 【中継】大阪府が新型コロナ対策会議 「緊急事態宣言」延長要請を判断へ
会議冒頭、大阪府の吉村洋文知事は「現在緊急事態宣言期間中ということで府民のみなさん、事業者のみなさんに多大なご協力をいただいています。ご協力があって現状では感染の山を何とか抑えながら減少傾向にあるのが大阪の現状だと思っています」と説明した。 しかし「変異株の感染拡大力というのは我々が目の当たりにしたとおり、3週間で千人になります。感染が再拡大すると非常に厳しい状況になるのは明らかです。加えて医療提供体制が極めてひっ迫している状況も続いています。現状、300人を超える重症者の方が今なお治療を続けていらっしゃいます。病床使用率は90%という状況です。自宅療養の方も6千人いらっしゃいます」と続けた。
さらに吉村知事は「こういった中で31日に緊急事態宣言期限を迎えるわけですが、府として緊急事態宣言の延長を要請するかどうか、本部会議で判断していきたいと思います。当然国と協議しながら進めていくと思いますが、大阪府としてどう判断するのかということを決めて国に伝えていきたいと思います」と話し、会議はスタートした。