「平坦でもいけることを証明できた」 前回の箱根駅伝は"山下り"6区の駒澤大学・帰山侑大、上尾ハーフでアピール成功
今年は6区にこだわらず「平坦でもいける」
とはいえまず、目指すところは箱根駅伝の出走だ。年始の第100回箱根駅伝では初の大学駅伝で山下りの6区を任された。しかしスタート時、先頭との差は2分38秒、見えないライバルを追う展開で区間12位と苦しい走りになった。チームとしても最終10区までその差をひっくり返すことができず、2位に。初の「2年連続三冠」に期待がかかっていただけに悔しい結果となった。 主力だった4年生が抜け、前半のトラックシーズンで苦戦を強いられ、選手層を不安視する声も多く聞かれたが、出雲駅伝、全日本大学駅伝と初出走の下級生が活躍し、選手層にも厚みが出てきた。 そのため帰山は前回の箱根を走っているとはいえ、「まずはエントリー」と気を引き締める。「まだ(どの区間になるかは)わからないですけど、今年は6区にこだわらずに。平坦(へいたん)でもいけるっていうのを今回証明できたかなと思うので、任された区間でしっかり仕事をしたいなと思います」。チームの王座奪還へ力強く意気込んだ。
第37回上尾シティハーフマラソン 大学生男子の部
11月17日@上尾運動公園陸上競技場とその周辺(埼玉) 1位 棟方一楽(大東文化大2年) 1時間1分38秒 2位 帰山侑大(駒澤大3年) 1時間1分59秒 3位 村上響(駒澤大2年) 1時間2分04秒 4位 谷中晴(駒澤大1年) 1時間2分05秒 5位 入濵輝大(大東文化大3年) 1時間2分07秒 6位 小泉樹(法政大4年) 1時間2分13秒 7位 吉本真啓(駒澤大4年) 1時間2分30秒 8位 市川大世(中央学院大2年) 1時間2分32秒