甲子園でノック実現 女子マネが学んだ夢をかなえる方法 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第5日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、21世紀枠の城東(徳島)は東海大菅生(東京)に2―5で敗れた。試合前ノックで女子部員として初めてノッカーを務めた城東の永野悠菜マネジャー(3年)の主なコメントは次の通り。 【城東vs東海大菅生の熱戦を写真で】 ◇永野さん「諦めなかったら夢かなう」 選手12人と同じグラウンドで戦うことができて、すごくうれしかったです。緊張はありましたが、ノックに入る前に選手が励ましてくれたり、落ち着かせてくれたりしたので安心してノックに入れました。1球目がフライや空振りでなくゴロが打てて、後ろから(捕手の)森本が「いいよー」って言ってくれ安心しました。 (ノックの出来は)100点ではないけど、楽しかったので満足しています。あれだけ多くの方が見てくださる前で堂々と立てたのは良かったです。 (ノックを打ち終えた時にスタンドから拍手が起こった)聞こえました。いろんな方に応援してもらっていると思えて安心しました。 (ユニホーム姿でノックをした)徳島の練習試合で着てみたことがあって、そのときは恥ずかしかったのですが、みんなが「似合っとる」と言ってくれたので、今日は堂々と着られました。 (きょうの経験をどう生かすか)甲子園のグラウンドに立てるようになったのは簡単なことではなかった。諦めなかったら夢をかなえることができると実感した。どれだけつらいことが待っていても、諦めなければチャンスをつかんだり、成功できるんだと思います。 (記録員として試合を見守った)みんなすごい輝いていて、楽しそうにプレーしていて、みんなが笑顔でベンチに帰ってくるのを見るのがすごくうれしかったです。 (3年生になり4月からは受験勉強も本格化する)勉強もしなければいけないんですけど、夏までは選手と同じ気持ちで駆け抜けたいと思います。 (幼なじみの森本主将から「甲子園に連れて行くから」とマネジャーに誘われた)甲子園のすごさが2年やってきて分かって、今まで大変なこともあったけど、みんなが連れてきてくれた甲子園なので感謝の気持ちでいっぱいでした。 (夏に向けて)また戻ってきて、みんなで甲子園の土を踏みたいなと思います。