前代未聞の捕獲劇 元五輪陸上長距離金メダリストが強盗犯を猛追→スマホ奪還の衝撃「犯人は相手が誰かに気づいてない」
世界が仰天する前代未聞の捕獲劇だ。 現地時間11月16日、英紙『Daily Mail』など複数の海外メディアが報じたのは、陸上男子長距離の元五輪金メダリストであるモハメド・ファラー氏(英国)が被害に遭った強盗騒動だ。 【画像】ドラマ相次ぐパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック! 昨年9月に4つの五輪金メダルを手にした華々しい現役生活に幕を閉じたファラー氏。現在は、愛妻のタニアさんとともに英国内で暮らしている。そうした中で予期せぬ事態に見舞われた。 英紙『Daily Mail』によれば、ファラー氏は自身の住む高級住宅街をタニアさんとランニング。その際に独自の警備体制が敷かれていることから「安心していた」と近所の沿道にスマートフォンを放置。後で回収するつもりで運動を続けていたという。 すると、その場に大きな白いバンが停車。降りてきた2人の男性がファラー氏のスマートフォンを強奪。現場から逃走を図ったのだ。 しかし、元五輪王者はただ指をくわえて見ていることはしなかった。犯人たちを目にしたファラー氏は一気にギアを上げ、全力で白いバンを猛追。目撃者の一人が「オリンピック級のスピードだった」という41歳は衰え知らずの脚力で強盗犯たちに追いつき、なんと盗まれたスマートフォンを奪い返したのである。 その後、強盗犯は逃走。ファラー氏はタニアさんとともに事なきを得たという。本人の不用心さは否めないが、この騒動に各国メディアでも驚きの声が広まっている。『Daily Mail』は「犯人たちは自分たちが誰と対峙しているのか気づいていなかった」と指摘。さらにフランスのラジオ局『RMC Sport』は「オリンピックの4冠王者は今も健在だ。41歳のレジェンドはいまだ脚力に十分な自信を残している」と伝えた。 ファラー氏を含めた関係者が無事であったことが何よりではある。しかしながら元五輪王者の脚力は末恐ろしい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]