2時間待ちの大人気「カムジャタン」店。“韓国の奥渋”で24時間客が絶えない絶品鍋の正体
実際、私もこのお店でタッカンマリを食べている人を過去に見た記憶がないので、ご多分に漏れずカムジャタンをチョイス。 ここのカムジャタンのメニューは「名品カムジャタン」と熟成キムチ入りの「ムグンチカムジャタン」の2種類があります。今回は久しぶりにムグンチカムジャタンをオーダーしてみました。このキムチの適度な甘味と酸味が食欲をそそります。
鍋の具材は骨付き豚肉とじゃがいも、タンメン、ゴマの葉、スジェビ(日本でいうすいとん)、そして熟成キムチという伝統的なカムジャタンのビジュアルです。
ホロホロの肉とじゃがいものコンビがクリーミーで最高
食べ方は簡単。注文するとまず小皿にキムチとカクテキが届きます。カムジャタンに合わせるお酒は焼酎が定番です。
小皿のキムチとカクテキをつまみながら待つとカムジャタンの鍋が運ばれてきます。
お店の人が火にかけてくれるので、煮立ってきたら具材を混ぜながらスープを上から掛けて煮ていきます。グツグツと煮えたら完成です。
骨付き肉はかなりの大きさで小皿に取り分けて肉部分を箸でほぐします。残った骨は銀のボール皿があるのでそこに入れましょう。 ほぐした肉をそのまま食べても良いですが、わさび醤油につけて食べるのも本場の味わい方。コッテリした濃い目の味で、お酒のつまみとしても最適な美味しさです。
肉はホロホロと崩れるほど非常に柔らかく、熱々のじゃがいもと一緒に食べるとクリーミーで最高のコンビネーション。熟成キムチの甘味、ゴマの葉の香りが濃いめの味付けをスッキリとさせてくれます。
もはや、いくらでも食べられる気分になります(といっても実際は結構な量がありますが)。
シメの焼き飯は鍋を少し残すのがポイント
具材を食べ終わったら、もちろんシメのご飯、この連載にもよく登場するポックンパプです。日本でいう焼飯ですね。 美味しく食べるコツは、鍋をキレイに食べ切るのではなく、肉やじゃがいもなどの具材を少し残しておいてご飯を入れること。
ポックンパプを頼むとご飯とゴマの葉、海苔、キムチが入った銀皿が運ばれてきます。このお店は店員さんが残った鍋の中身を見て作ってくれるので安心です! 頼むタイミングも最初ではなく食べ進めてから頼むのが一般的です。