伊藤健太郎、愛希れいか&弓木奈於ら人見知り共演陣の現場を引っ張る「積極的に話しかけるように」
互いの役柄のおすすめポイントは…
――愛希さんと弓木さんから、健斗を演じる伊藤さんのおすすめポイントを教えてください。 弓木:結構タジタジしているところとか。 ――健斗はゆずに振り回されていそうですよね。 伊藤:はい、振り回されてます。 弓木:ふふ。でも健斗は、包容力や居心地の良さもあるんです。そこも“存分に出し切って”いらっしゃると思うので、見ていただきたいです。 伊藤:あはは。存分に出せてましたか。 弓木:はい、出してます。 愛希:(笑)。健斗のもどかしさみたいなものは、見ている方もすごく理解できると思います。それと、ゆずとみなみが、健斗に関して話す場面があって、健斗の悪いところも2人でたくさん言うんですけど(笑)、「ここはいいところだよね。自分では分かってないけど」といったことも話すんです。その自分のいいところを分かっていない感じが、ステキです。存分に出てます。 弓木:出てますね。 伊藤:(笑) ――みなみ役の愛希さんは。 伊藤:みなみさんとのシーンでは、結構回想シーンがあります。そこでの、健斗が憧れたきっかけになったみなみさんの姿というのは、いま現在とはまた違った雰囲気があるので、違いを特に楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。 弓木:私は“たぶん”回想明けのみなみさんしか知らないんですけど。いつもパワフルで、ライバルというか、仇(かたき)のはずなのに。 伊藤:仇!?(笑) 弓木:みなみさんのパワフルさにビックリしちゃうことがすごく多くて。身振り手振りとかもすごく大きいんです。 ――みなみさんはパワフルなんですね。 伊藤:スイッチが入っちゃうとね。 弓木:そういう姿を私はよく見ていたので、とても面白いなと思っています。 ――ゆずを演じる弓木さんは。 伊藤:今回の弓木さんはすごいですよ。 愛希:ゆず、面白いですよね。私は漫画家のゆずのファンという立場から始まるのですが、普段のゆずもすごく素敵で。漫画家としてすごく売れているんだけど、葛藤がある、普通の子としてのゆずの部分がリアルで、すごくかわいいです。 伊藤:ゆずってアイドル的な漫画家とされているので、天真らんまんなシーンも多いんですけど、自分のことや、描いている漫画に対して悩んでいる、ちょっと闇落ちしかけている時のゆずのほうを、僕としては注目してもらいたいです。 ■食事シーンの間に昼食を平らげる ――カメラの外でどなたかの「こんな姿を見た」といったエピソードがあれば教えてください。 弓木:ご飯を食べるシーンがあったのですが、伊藤さんが、そのお皿を全部平らげたあとに、昼食時間だったんです。でも昼食も平らげて、そのあともたぶん伊藤さんご自身も“予想だに”しなかったお弁当のシーンがあったんです。それもちゃんと食べて。「すごい。伊藤さん、胃袋大きいな」って。 伊藤:あははは!(大笑い) ――伊藤さん、それは昼食後のお弁当シーンも把握したうえでの行動ですか? 伊藤:も、もちろんです。 愛希:うふふ。 ――ちなみに、一番現場を引っ張っているのはどなたですか? 愛希&弓木:(2人とも伊藤を指す) 伊藤:人見知りの方が多いんです。 愛希:確かにそうですね。 伊藤:おふたりもそうなんですけど、ほかのキャストもみなさん人見知りの方が多いので、僕が積極的に話しかけるようにはしています。 ――最後に、主演の伊藤さんからメッセージをお願いします。 伊藤:みなさんも会社で働かれたり、学校に行っていて、抱えていることや、ちょっと孤独になってしまう瞬間ってあると思います。そんな日々のなか、見てもらったときに共感できるドラマになっていると思います。健斗やみなみ、ゆずだけでなく、ほかにもいろんなキャラクターがいるので、きっと自分に近いと思える人がいると思います。深夜にくすっと笑って、疲れを吹き飛ばしてもらえたらうれしいです。