アフィリエイト（成果報酬型広告）サービスを手がけるフォーイット（東京都渋谷区）は２日、マレーシアの現地法人フォーイット・デジタルを通じて、インフルエンサーマーケティングのプラットフォーム「ポップスター」を運営するシンガポールのＹＯＹＯホールディングスを子会社化したと発表した。 　インフルエンサーマーケティングとは、交流サイト（ＳＮＳ）で情報を発信するインフルエンサーのＳＮＳアカウントのフォロワーを活用したデジタルマーケティング手法。ＹＯＹＯは日本人が創設・運営し、インドネシアとフィリピンを中心にポップスターを展開している。 　フォーイットは、ＹＯＹＯの子会社化によって、インドネシアとフィリピンの事業基盤、中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」との強固なアライアンス、30万人を超えるインフルエンサーを抱えるポップスターを傘下に入れる。これにより、フォーイットが運営する海外向けのアフィリエイトプラットフォーム「ウェブリッジ」のグローバル展開をさらに加速させ、世界中の広告主や媒体社へのサービス提供が可能になるとしている。 　ＹＯＹＯは、さらなる事業拡大を目的に、東南アジア市場でのスイングバイＩＰＯ（スタートアップが一時的に大企業の傘下に入ることで顧客基盤や組織体制を整えて上場し、急成長を目指す事業戦略）も検討していく。