田中碧(C)Getty Images

リーズに所属するMFの田中碧について、地元記者が称賛の言葉を送っている。 今シーズンからイングランド2部チャンピオンシップのリーズに新天地を求めた田中。イーサン・アンパドゥら中盤の主力が離脱したことを受けてチャンスを得た同選手は、好パフォーマンスを披露してダニエル・ファルケ監督の信頼を勝ち取った。 リーズは？チャンピオンシップ順位表 以降、主力に定着した田中は、10月のクラブ月間最優秀選手賞を受賞。11月も引き続き日本代表MFはリーグ戦6試合すべてにフル出場し、一時首位に躍り出たチームの躍進を支える。そして9日には田中が2カ月連続でクラブ最優秀選手賞を受賞していた。 『The Athletic』でリーズの番記者を務めているナンシー・フロストン記者は、田中筆頭にチャンピオンシップで増えつつある日本人選手たちを特集。その中で田中の活躍について触れた。 「田中碧がフォルトゥナ・デュッセルドルフからリーズ・ユナイテッドに期限付き移籍したのは、新しいクラブにとって計算されたリスクのようなものだった」と、移籍当時を回顧。「しかし、数々のマン・オブ・ザ・マッチ賞を受賞し、ダニエル・ファルケ監督の中盤の中心で予想外に重要な役割を果たしたことで、この移籍は見事に報われた」と評価している。 「この26歳の選手は、リーズのリクルートチームにとってのサクセスストーリーであり、プレミアリーグで通用する選手と驚くべき金額で契約した」 また、フロストン記者は、田中の今後についても予想。「リーズが今シーズンもプレミアリーグ昇格を果たせなかった場合、彼のような才能ある選手を確保するのは難しいだろう」と、よりレベルの高い別クラブへの移籍の可能性を示唆。「ドイツで3シーズンプレーし、成功を収めた彼を比較的安い移籍金で獲得できたことは、エランドロードのリクルートチームにとって大きな収穫である」と、リーズのスカウト陣を称賛して締めた。