「グッチ」の巨大ショップがSOHOにオープン! 買い物デートの新名所となるか?
さまざまなトレンドが発信されるニューヨークの現状をLEON特派員の菅 礼子がお届けする本連載。今回は、2月9日から行われていたニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中にリニューアルオープンした「Gucci Wooster」のショップが見どころ満載だったのでレポートします。
あっという間にウィメンズのミラノ・ファッション・ウィークが幕を閉じたましたが、2024年ウィメンズ春夏コレクションから「グッチ」のクリエイティブ・ディレクターとして同ブランドを大胆に刷新したのがイタリア人デザイナーのサバト・デ・サルノです。 彼のデビューコレクションのお披露目に合わせてニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中にソーホーにある「Gucci Wooster」がリニューアルオープンしたというわけです。 こちらのショップ、サバト・デ・サルノのこだわりや「グッチ」に対する思い入れが詰まったショップでした!
広々とした贅沢な造りで新生「グッチ」の世界観を表現
2018年にオープンした「Gucci Wooster」は今回のために全面改装されたそう。レセプションパーティーで店内に足を踏み入れた際の第一印象は、とにかく広い‼ ソーホーエリアはラグジュアリーブランドの店舗でも比較的こぢんまりとしたサイズのイメージですが、同店は内装の効果も相まってか広々としていました。 900㎡を超える1層の店舗で入口はウースターストリートとウェストブロードウェイの両方のストリートにあることからも、その広さが想像できます。
同店は、かつて鉛筆工場だったという築160年を誇る建物内にあり、赤煉瓦の壁やブリキの天井、商業地区の建築として流行したキャストアイアン建築を象徴するクラシックな柱がとってもニューヨークらしい、ソーホーらしいなと感じます。そこにステンレスやガラス、コンクリートの要素を入れることでモダンさを加えたインテリアになっています。 昨年末にリニューアルしたイタリア・ミラノのモンテナポレオーネ通りのフラッグシップショップのデザインコンセプトを受け継ぎ、「Gucci Wooster」内の家具にも「カッシーナ」や「B&B イタリア」「ミノッティ」といったイタリアの薫りのするアイコン的家具が配されています。また、「Gucci Wooster」の一角にはダッシュウッド ブックス監修による「Gucci Wooster ブックストア」も併設されているんです。 コンテンポラリーアートや写真にフォーカスした本が並び、厳選されたラインナップはシーズンのインスピレーションとともに入れ替わっていきます。サバト・デ・サルノのデビューコレクションでもある2024年春夏コレクションのローンチに合わせ、彼のアーティスティックなビジョンを伝える「Gucci Prospettive 1:Milano Ancora」も販売されています。