「グッチ」の巨大ショップがSOHOにオープン! 買い物デートの新名所となるか?
レディトゥウエアからバッグ、シューズ、ジュエリーまでのフルラインナップが揃ったショップなのですが、やはりラグジュアリーブランドでのお買い物は広々とした店舗でできると良いなぁと個人的には再確認しました。
「グッチ」への愛をAncoraに込めた、ファッションとアートの融合
「Gucci Wooster」には新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノのこだわりも店内にちりばめられています。デビューコレクションの「GUCCI ANCORA」が店内で展開されているので、「ANCORA」の文字を所々で見かけました。 この「ANCORA」には、ファッションだけがもたらすことのできる独特の感情を「ANCORA:再び、もう一度」呼び起こし、自分らしさを心から愛してほしいというサバト・デ・サルノの思いが込められてるそう。ロッソ・アンコーラ(深紅に近い色)は彼のシグネチャーカラーとして、コレクションルックにはもちろん、店内でも要所要所にこの色がアクセントとして使われています。 前任のアレッサンドロ・ミケーレのコレクションに比べて幅広い層に向けられ、大人が長く着ることのできるコレクションになっているよう。アウターを始め、欲しいなぁと思うアイテムがたくさんありました! また、サバト・デ・サルノはアートとファッションの対話をひとつのテーマに掲げているため、店内にはアートアドバイザーのトルス・ブラズモのキュレーションによるアリギエロ・ボエッティ、ラリー・ベル、ルーチョ・フォンタナ、オータム・ナイト、サーシャ・スタイルズといった米国内外のアーティストの作品が飾られています。 近年、ファッションとアートの蜜月関係はさらに加速。特にラグジュアリーブランドはアーティストとのコラボレーションや展示などの取り組みを強化し、ファッションと絡めることでアートをより身近なライフスタイルとして楽しむことを提案しているのでしょう。
広々とした空間でファッションとアートを感じられる新生「グッチ」のニューヨークの新名所、「Gucci Wooster」に一度足を運んでみては?
● 菅 礼子 (Reiko Suga)
LEON編集部で編集者として勤務し、2018年に渡米。現在はニューヨーク在住、LEON特派員。Instagramにてニューヨークのライフスタイルの情報から世界中の旅の情報までを執筆している。
取材・文/菅 礼子