日本に精通するブルガリ時計部門のリーダーに超薄型「オクト フィニッシモ」など話題作を連発する極意を尋ねる
コラボレーションはブルガリに革新をもたらすもの
―― オクト フィニッシモシリーズからセルペンティまで、近年のブルガリの時計は実にユニークだ。とりわけコラボレーションモデルは、登場する度に人気を博している。尽きることのないそのアイデアはどこからやって来るのだろう? 「ブルガリは伝統的にコラボレーションを重視してきました。その理由のひとつが、それまでにない豊かな経験をもたらすことにあります。私の好きな日本の言葉に『open your mind』(心を開く)があります。先入観を持たず、新しいものを受け入れるという意味ですよね。そうした自由な体制のもとにパートナーに敬意を払って向き合うことで、インスピレーションが刺激され、我々のクリエーションのクオリティをさらに高めることに繋がるのです」
ブルガリ「セルペンティ トゥボガス 安藤忠雄 限定モデル」
左/Ref.104007 254万1000円 右/Ref.104003 644万6000円 上/Ref.104002 259万6000円 下/Ref.104004 167万2000円 ブルガリと安藤忠雄氏がタッグを組んだコラボレーションモデル第2弾。セルペンティ トゥボガスをベースに、春夏秋冬をテーマとする4型のエディションが揃えられており、グリーンアベンチュリンの夏(上)は6月、タイガーアイの秋(右)は8月、ホワイトマザーオブパールの冬(下)は10月、ピンクマザーオブパールの春(左)は来年3月の発売予定。 スペック:クォーツ。ケース&ブレスレットは各、上/ステンレススチール+18Kイエローゴールド、右/18Kピンクゴールドケース、下/ステンレススチールケース、左/ステンレススチール+18Kピンクゴールド。直径35mm。3気圧防水。
―― オクト フィニッシモを筆頭に、ブルガリのタイムピースは常にチャレンジングで、新たなデザインや機能が採用されてきた。これは140年というブルガリの長い歴史が可能にしている。 「コレクションのひとつ一つがブルガリのアイデンティティを表現しており、ブランドが掲げるデザイン的要素を満たしています。我々はそれらの力を熟知しているからこそ、多くのプロジェクトを同時的に進行できており、近い将来予定しているものには非常にエキサイティングなものもあります。ちなみに来年はブルガリ・ローマがデビュー50周年です。どうぞ期待していてください(笑)」