衆院選から見えた日本維新の会の課題と次の一手とは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年12月6日に公開された動画ではゲストに日本維新の会の藤田文武衆院議員をお招きし、「2024衆院選そして党運営3年の戦略と総括」というテーマについて語っていただきました。 衆院選を「敗戦」と位置付けた背景とは?維新の課題と今後の展望を徹底分析します。 【このトピックのポイント】 ・衆院選「敗戦」の原因は改革姿勢とメッセージが伝わり切らなかったこと ・ネット戦略もアップデートが必要。YouTubeライブは政治家の必須ツールに ・マニフェストを政治改革と国民生活の二本柱にしたことでぼやけてしまった
6議席減「敗戦」の衆院選を振り返る
今回の衆院選で日本維新の会は165名を擁立しました。獲得した議席は38で、公示前と比較すると6議席減となりました。また、比例代表は約300万票減少。先日公開された衆院選総括「幹事長ノート」ではこの結果を「敗戦」とまとめています。 藤田氏「一言でいうと悔しい結果ですね」 党全体で見るとかなり厳しい結果ではありましたが、大阪府内では19の小選挙区すべてで日本維新の会が勝利しており、揺るがない強さを印象付けました。 しかし、これについても藤田氏は事前の世論調査で接戦の区が多かったことや劣勢の区があったことを挙げ「非常に厳しい選挙だったのは間違いない」とコメントしました。
一方で滋賀1区や広島4区、福岡11区など関西以外の小選挙区での当選については高く評価。議員一人一人が選挙を戦いきる力をつけることが重要との見方を示しました。 また、比例票を300万票減らしたことについては「我々の改革姿勢とメッセージが伝わり切らなかった」と振り返りました。 さらに、藤田氏は今回の衆院選で国民民主党が躍進したことに言及。「広報、それから玉木さんの討論力が寄与したことは間違いない」とコメントし、維新がアップデートするべき課題であるとまとめました。