仕事に恋愛に、相手を引き込む「声の使い分け」6つ、ビジネスでは声の低い人のほうが頼りにされる
「声が低いと落ち着いている雰囲気に、声の高い人はかわいい雰囲気に、といったように声の高さで人の印象は大きく変わります」と語るボイストレーナーの秋竹氏によれば、TPOによって声を使い分けることができれば、ビジネスも恋もうまくいく可能性が高くなるそうです。 これまで4万人の「声」を変えてきた秋竹氏があみだした、TPOに合わせた「声テク」とはどんなものなのでしょうか。同氏の著書『一瞬で相手を引き込む奇跡の声トレ』から、一部を抜粋・編集してお届けします。 【見てわかる】女生と男性の声をピアノの鍵盤で表すと
■TPOに合わせて「声の高さ」を使い分ける 声が低いと落ち着いている雰囲気に、声の高い人はかわいい雰囲気に感じないでしょうか? このように、声の高さで人の印象は大きく変わります。 例えば、ビジネスシーンでは声が高いと、多くの人が頼りないと感じてしまうでしょう。実際に調査結果でも、それが証明されています。アメリカのデューク大学が792人の最高経営責任者(CEO)の男性を対象に、その声の高さと年収、会社の規模を調査しました。その結果、低い声のCEOは、そうでないCEOよりも年収が18万7000ドルも多く、会社の規模も大きく、長い間、トップの座についていたということがわかったそうです。ビジネスでは声の低い人のほうが頼りにされ、収入増に結びついていることが、この報告からわかります。
女性の場合も同じです。地声の高い女性経営者の方が、部下の信頼を得るために声を低くしたいと相談に来ました。ボイトレで声を1~2音低くしただけで、取引先や部下からの自分に対する対応が変わったそうです。 一方で、婚活となると、少し高めの声の女性のほうが「かわいい」「安心感がある」と人気。仕事や恋愛、それぞれTPOによって声を使い分けることができれば、ビジネスも恋もうまくいく可能性が高くなります。 具体的にはビジネスでも恋愛でも威力を発揮する女性のモテ声は、「レ」「ミ」くらい。それより低いとセクシーに、それより高いとかわいいイメージになります。男性のモテ声は女性より1オクターブ下の「ミ」「ファ」。イケオジといわれる俳優さんは、みなさんこの音域の声の方々です。