仕事に恋愛に、相手を引き込む「声の使い分け」6つ、ビジネスでは声の低い人のほうが頼りにされる
そして、腹式呼吸発声で、いつもより少しゆっくりと話すようにします。真剣な気持ちが伝わり、上司もあなたの声に耳を傾けてくれるでしょう。 ■「ほめる」と「叱る」で抑揚をコントロール 声で相手を変えるSCENE 5:部下の信頼を勝ち得たい ●叱る、ほめるで声の高さと抑揚を変える 2023年に明治安田生命相互保険会社が発表した理想の上司像アンケートでは、男性はうっちゃんこと内村光良さん、女性は日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんが7連覇を達成したそうです。お二方とも、しっかりとした腹式呼吸でハキハキと通る声。「頼りになりそう」「困ったときに助けてくれそう」というイメージの声をしています。
信頼されるためには、部下と話すときには相手の聴覚に届くように、ゆっくりと腹式呼吸で話すこと。さらに語尾までしっかり言いきると、言葉に重みが出ます。 叱るときには少し低めの声で、抑揚をあまりつけずに話しましょう。反対にほめるときには、大げさなほど明るい声を心がけます。口角を上げて声のトーンを上げ、表情も明るめにしてください。また、「がんばったね⤴」と語尾を少し上げると心から共感している気持ちが伝わります。
■異性から好印象を得るには「表情」も大切 声で相手を変えるSCENE 6:婚活を成功させたい ●口角を上げて笑顔でゆっくり話すとうまくいく 優秀な眼科の先生(女性)が婚活の相談に来ました。常にマスクをしているので、笑顔をつくるのも下手、声もくぐもって暗い感じの印象。アプリでマッチングして会っても、その声ととぼしい表情で2回目以降に進まなかったのです。 そこで口角を上げて常に1~1.5音高い声で話す練習をしてもらいました。
口角を上げていれば、自然に笑顔になります。また、話すときはゆっくりと。そして声とは関係のない会話術として、初回は自分のことは聞かれるまで話さず、相手の話に終始笑顔でうなづく、スペシャルテクニックも伝えました。 すると1度会った相手からほぼ100%、また会いたいと連絡があったそうです。 このように婚活では、笑顔で話すことが最も大事。そして、相手を受け入れていますという、ゆっくり、やさしい声のトーンが功を奏します。男性も女性も婚活を成功させたいなら、いざ会うときは笑顔でゆっくりと腹式呼吸で話しましょう。
秋竹 朋子