仕事に恋愛に、相手を引き込む「声の使い分け」6つ、ビジネスでは声の低い人のほうが頼りにされる
腹式呼吸で息を吐きながら、下の「マーライオン発声」で声を高くする練習をします。 また、その高い声をキープしたまま、下の「単語の頭で息を吐く」の中級編を練習。そして、口角を上げて話すと高い声が出るようになります。 親が子どもに言うことを聞かせたいときには、高い声で話してみてください。親の話に注目してくれますよ。 ■微妙な交渉の際は「語尾」の使い分けを意識 声で相手を変えるSCENE 3:夫婦(親密な関係)間のお願いごと
●頼みごとをする側は声を高く末尾に「ねっ⤴」 ●要望を通したい側はハキハキと語尾を上げる 何も手伝ってくれない夫に「ゴミを捨ててきて」というとき、怒った口調になっていないでしょうか? 長年連れ添ってきた夫婦ほど、夫に甘えてかわいい声を出すのが苦手です。でも、目的は夫に家事を手伝ってもらうこと。日頃のイラつきは抑えて、かわいい声を出せば、夫はすぐに手伝ってくれます。 ポイントは「ミ」か「ファ」の高い声で話すこと。そして、語尾に「ねっ⤴」をつけるのも効果的です。「ゴミを捨ててきてねっ⤴」「食器を洗ってねっ⤴」。「ねっ⤴」がつくだけで、上手に甘えた感じが出せて、お願いされた夫は快く動いてくれると思います。
一方、高額の買い物をしたいなど自分の希望を通したいときは、声を高くする必要はありませんが、無愛想なのはダメ。「ゴルフに行きたいんだけど⤴」「新しいパソコンが買いたいな⤴」、明るい声で、語尾を上げて話すと、スンナリ希望が叶うでしょう。声のテクニックを使えば、不満も減って、夫婦仲もよくなりますよ。 声で相手を変えるSCENE 4:上司に不満を伝えたい ●言いにくいことも、ゆっくり低めの声で話せば思いが伝わる
昭和の時代は、上司や部活の先輩の言うことは絶対。不満を伝えるなんて考えてもみなかったと思います。でも、時代は令和。上司に思うことがあれば、伝えるのは当たり前の権利です。 ただし、その伝え方しだいで、その後の関係に影響を及ぼします。できるだけ上司の気分を害さずに誤解されないように、自分の意見を聞いてもらえるような話し方をすることが重要です。 まず声は低めの「ド」か「レ」くらいで、あまり大きな声を出さないこと。もし謝罪をする必要があれば、「あのときはすみませんでした……」と、語尾を飲み込むように話します。間違っても「すみませんでしたっ」と語尾を強く、小さな「っ」を入れてはいけません。元気よく謝ってもふざけた印象を与えるだけです。