女子サッカー選手らビール開発 桃果汁で風味、飲んでトリコになって
女子サッカー、なでしこリーグ2部に所属するFCふじざくら山梨。1部を目指して好調な戦いが続くが、祝杯より一足早く、選手たちが商品企画や仕込み作業に参加したビール「サクラノトリコ」が4日に限定発売された。 【写真】FCふじざくら山梨の選手たちが商品企画などに参加したビール「サクラノトリコ」=富士観光開発提供 選手を雇用しているメインスポンサーの富士観光開発(本社・山梨県富士河口湖町)が造るクラフトビール「富士桜高原麦酒」の一品として生まれた。ベルギー発祥の白ビール「ベルジャンホワイト」に、笛吹市産の桃の果汁で風味を加え、ハイビスカスの色素を使ってチームカラーのピンク色に仕上げたフルーツビールだ。330ミリリットル瓶、660円(税込み)。 ■商品名は桃の花言葉から MF井原美波、MF辻野友実子ら5選手が何度も醸造所を訪れ、まずは試飲会で、他社製品を含めた女性に人気のビールなどを比較試飲して味わいをアドバイスしたり、様々な色素を加えてピンク色の色の出具合を確認したりした。さらに、仕込み作業に参加し、瓶詰め後の製品も手にとって確認した。 商品名は選手みんなで考え、桃の花言葉の一つが「私はあなたのとりこ」であることから、「FCふじざくら山梨のファンになってほしい」という願いを込めて決めた。ラベルのデザインは辻野選手が担当し、「富士山の雪をビールの泡に見立て、ラベルがピンク色のビールに見えるようにした」という。 販売は山梨県内の一部のスーパー、コンビニエンスストア、オンラインショップ(https://www.rakuten.co.jp/fujizakura/)で。売り上げの一部は、FCふじざくら山梨の強化費に充てられる。(三宅範和)
朝日新聞社