タレント松本明子の長男は「ジャパネット」に…有名人子息の就活に親の知名度は影響するのか?
今月11日放送の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系)で、長男が通販大手「ジャパネットホールディングス」に入社していたことがわかったのが、タレントの松本明子(58)。 【写真】清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? 松本は1998年に、俳優の本宮泰風(52)と結婚。2000年に誕生した長男の龍聖さんは、京都の大学の4年生だった23年10月にテレビで初顔出しし、父親似のイケメンぶりが話題に。だが龍聖さんは芸能界に進まず、一般企業に就職する道を選んだ。 ■マスコミに就職するケースが目立つ 「芸能人やスポーツ選手、作家の2世の多くは親と同じ道を歩まず、一般企業に入社しますが、テレビや新聞、出版など親の職業と近い業種に就職するケースが目立ちます」(芸能ジャーナリスト) この場合、親の影響が内定を左右するケースは少なくないという。 「龍聖さんの場合、名前からして本宮さんと松本さんの子どもだとわかりづらく、親側からアプローチがない限り、会社は親を認識せずに採用して、入社後に初めてわかることも。名字が特徴的な場合など、2世や関係者であることが察知されるケースはあります」(大手企業採用担当者) 有名人子息が一般企業の選考にエントリーした際、採用に親が影響するのか。人事ジャーナリストの溝上憲文氏はこう話す。 「採用の際、親の調査は禁止されているため、親が影響することは原則的にないとみていいでしょう。仮に親が犯罪者であっても、本人と関係がないという前提で選考していきます」 ただし、一部例外があるとのこと。 「高卒採用や一般職の場合、口利きがあるケースはいまだに少なくありません。総合職でも有力取引先の幹部から打診された場合、とりあえず書類選考はパスして筆記や面接以降は実力で判断し、想定する能力と乖離(かいり)せず、よほど問題がない限り採用に至ることが多い。老舗企業の創業家の子息がメガバンクや大手商社で数年働いてから、家業に就くというパターンがそれです」(溝上氏) 今どきは能力自体をシビアに見られている。 「コンピテンシー評価といって、社内で優秀な人の行動特性を基準とした評価制度で資質を見極めていきますが、そもそもノースキルの学生を選抜していくのは難しいものがあります。大手の場合、面接の前にエントリーシート、適性検査、筆記試験で足切りするため、自然と東大、京大を頂点とした高学歴の学生が残っていきます」(溝上氏) 採用で効果を発揮した親の知名度も、サラリーマン人生でいつまでも通用するものでないのは確かだろう。