リヴァプールがMFブラヒム・ディアス獲得を検討 レアルは移籍金次第で応じる方針
レアルのジョーカー
アルネ・スロットを新監督に迎えたリヴァプールが、今夏の移籍市場でレアル・マドリードのMFブラヒム・ディアスの獲得を検討しているようだ。スペインメディア『fichajes.net』が伝えている。 1999年8月生まれで現在24歳のディアスは、2020年9月から期限付き移籍で加入していたACミランでの活躍が認められて昨年夏にレアルへの復帰を果たすと、今季は公式戦44試合に出場して12ゴール9アシストを記録。攻撃的なポジションであればどこでもプレイできる万能性が重宝され、試合の途中から流れを変える切り札的存在として今季のラ・リーガ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ優勝にも大きく貢献した。 『fichajes.net』によると、レアルは適正な金額のオファーがあった場合にはディアスの移籍を容認する方針であるという。また、リヴァプールは移籍金として最大5000万ユーロ(約85億円)をディアス獲得のために用意しているとも同メディアは伝えている。 選手の市場価値を独自に算出しているドイツメディア『transfermarkt.de』によると、ディアスの市場価値は4000万ユーロ(約68億円)。リヴァプールがそれ以上の金額を用意していることから、今夏の移籍の可能性は十分にあると言える。 ディアスに関するレアルの方針の背景には、アタッカー陣の人員整理が必要になっていることが挙げられる。FWヴィニシウス、FWロドリゴ、MFジュード・ベリンガムといった先発メンバーの他にFWキリアン・ムバッペと18歳のブラジル人選手FWエンドリックの加入が決まっているレアルでは、攻撃的なポジションで余剰人員が出ている。そのため、ディアスをめぐってリヴァプールと少なくとも交渉のテーブルにはつく方針のようだ。
構成/ザ・ワールド編集部