このままではマズイ…。Jリーグで伸び悩む日本の超逸材6人。いまだ出場ゼロの若き才能は?
MF:本田風智(ほんだ・ふうち)
生年月日:2001年5月10日 所属クラブ:サガン鳥栖 今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト サガン鳥栖の至宝は度重なる怪我に苦しんでいる。 MF本田風智は鳥栖の下部組織で育ち、2020年にトップチームに正式昇格を果たした逸材だ。卓越したスキルをもつテクニシャンであり、相手の意表を突くドリブルで狭いエリアを突破できる。また、中盤から左右両足を使って精度の高いパスを繰り出して好機を演出することも可能だ。 パス、ドリブル、シュートの3拍子が揃った素晴らしい選手だが、一方で「怪我」という最大の敵を抱えている選手でもある。昨季は第13節アビスパ福岡戦までコンスタントに出場していたが、この試合で左ひざ外側半月板断裂の重傷を負って無念のシーズンアウトに。リーグ戦は12試合に出場し3ゴールという記録で終わった。 再起を図りたい今季は、川井健太監督によって背番号10を任された。チームメイトも、そしてサポーターも新たな背番号を身に付けた本田に大きな期待をしていたはずだが、7月にクラブから再び左ひざ外側半月板を断裂したことが発表された。1日でも早い戦列復帰が待たれていた中で、追い打ちをかけるように怪我が再発。今季はここまで一度もピッチに立てておらず、新10番のお披露目はお預けの状況だ。いまのところ同選手の復帰時期は明かされていない。 サッカー界では、素晴らしい才能の持ち主ではあるものの、怪我に苦しんだことで思うような活躍を残せなかった選手が多く存在する。鳥栖の未来を背負う本田には焦らずしっかりと怪我を治してもらい、「ガラスの天才」と呼ばれるようになって欲しくない。
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