トヨタ自動車8年ぶり王座へ3区に田澤廉「優勝を狙えるチーム」腰に不安も「勝負できるぐらいに持ってこられた」/ニューイヤー駅伝前々日会見
2024年正月に行われる第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を2日後に控えた12月30日、有力チームの主軸たちが顔をそろえて記者会見が行われた。 ニューイヤー駅伝 全チームの区間エントリーをチェック! 8年ぶりの優勝を狙うトヨタ自動車の3区に登録された田澤廉は、「優勝を狙えるチームだと思っている。チーム一丸となってがんばりたい」ときっぱりと語った。 駅伝は、今年正月の箱根駅伝以来で、駒大の学生駅伝3冠を牽引した。その後は8月のブダペスト世界選手権、12月10日の日本選手権をはじめ年間で10000mを7本走るなど、ハードな1年を過ごした。「上を目指すうえで、いい経験が積むことができた」。 ただ、日本歴代4位の27分22秒31をマークしながらも4位に甘んじた日本選手権で、レース中に腰を痛めるアクシデント。その後、「1週間は痛みが続いた」そうで、今大会に向けては「あまり状態は上げられなかった」と明かした。それでも「勝負できるぐらいには持ってこられたので大丈夫。自分の力を発揮したい」。 2区には日本選手権で27分12秒53をマークして2位を占めた太田智樹が入り、6区にはオレゴン世界選手権代表の西山雄介、アンカーに東京五輪代表の服部勇馬と、マラソンで世界を経験した2人が終盤を締めるオーダー。その中で、スーパールーキーとしてチームへの貢献を誓う。 日本選手権で27分09秒80の日本新Vを飾った富士通・塩尻和也に対して「意識します」と言いつつ、「誰がいようが自分の走りをするのは変わらない」と田澤。個人の狙いとして「10000mのスピードを15kmぐらいまでもたせる。それができたら自分の成長につながる」と定めた。 大会は1月1日、群馬県庁前をスタート・フィニッシュとする7区間100kmのコースに41チームが出場して行われる。スタートは午前9時15分。大会の模様はTBS系列で午前8時30分から生中継される。
月陸編集部