【徹底解説】「インターナショナルスクール」基本のキ!選び方や受験、学費etc.|VERY
Q2インター受験までの理想的なスケジュールって?
理想的なのは2、3歳でプリスクールに入り、小学1年生の前段階、年中で老舗インターの幼稚部(キンダーガーデン)でチャレンジしてみること。年中から幼稚部がある老舗インターが多く、最も入りやすいという情報もあるほどです。また、4歳の段階では子どもより親を見るという利点もあり、親が対策をしっかりしていれば倍率が低い状態で受験できる良さもあります。ということは、逆算すると2歳ぐらいまでにプリスクール選びをしておくことが理想なのかもしれません。 ただし、上記が正解ということではありません。あくまで子ども自身の成長やご家庭の方針もあるので、インターへの進路を検討し始めたら、興味のある学校の保護者や関係者から話を聞き、準備を始めましょう。 ちなみに、いわゆる老舗のインターは翌年度の日本人の募集人数を学校内のアドミッション担当者のみが調整しているので、説明会で日本人比率を言ってくれるところもありますが、インターは外国人が優先のため日本人はマイノリティであるという考えで受けるのが良いと思います。日本人が最後の枠を分けてもらえるということです。新興校はまた別で、広く門戸を開けている印象です。そういったことを知るうえでも早めの対策を講じることをおすすめします。
Q3何を基準に選べばいいのでしょうか?
国際バカロレア(IB)やケンブリッジなどの教育プログラムを導入しているインターや、学校全体を認定する機関の評価プログラム(WASC、CISなど12年間通えば日本の大学の入学資格を得られる)の認定を有しているインターなどもあります。そういったものを参考にするのもひとつ。 ただし、最も大切なのは学校と家庭の教育理念が合っているかどうかをしっかりと確認すること。世界の平和に寄与する人物に育ってほしいのか?はたまた日本で活躍する人物が良いのか?など将来像を見据えるのもひとつです。5校、6校ぐらいを比較すると徐々に見えてくるものがあるはずです。そのためには実際にフェスティバルやフードフェア(HPや各インターのSNSに情報公開されます)に足を運ぶのが望ましいと思います。フェスティバルでは実際に生徒さんや保護者、先生方が時に売り子さんになるなどして、立ち働いて接客してくれます。その様子を観察していると、ご自身のお子さんの先の姿に重なるか?あるいは保護者の方々の雰囲気がご自身に合っているか?先生とは上手にコミュニケーションが図れそうか?など様々なイメージが湧いてきます。もちろん学校の説明会に行くのも重要なこと。ただし、学校側はあまり小さなお子さんが来るのを良しとしない傾向にあるので、入学の1~2年前、5歳~6歳の適齢期になってから行くようにしてください。また、実際に通っている方のリアリティある話を聞くのもひとつです。 比較検討していると、日本文化を大切にしているバイリンガル教育を目指している学校、のびのびと情操教育を大切にしている学校、探究的な学びを追求している学校、などさまざまな特色が見えてきます。最近では学びの環境作りが上手なインターも多く、通うことが楽しくなるような視覚的な誘いなど、各インターの工夫も見えてくると思います。さらにインターの興味深い点は、その時の情勢によって人気が上下すること。だからこそ常に、最新情報をチェックしてください。最近ではHPだけでなく、インスタグラムなどのSNSでの情報発信も盛んになっています。