トヨタ、エヌビディア製半導体を採用 トレーニングからコンピューティングまで支援
トヨタ自動車が、米エヌビディアの車載SoC(システム・オン・チップ)と自動運転向けOSを搭載した次世代自動車を開発する。世界最大規模のデジタル技術の見本市「CES 2025」で6日に発表。エヌビディアは、自動車部品を手掛ける独コンチネンタルと自動運転システムの米オーロラとの協業も発表していた。 【関連写真】エヌビディアのSoC「DRIVE AGX Orin」 エヌビディアが提供する自動車開発プラットフォーム「NVIDIA DRIVE」をトヨタも採用した形。クラウドでのトレーニング、シミュレーション、車内でのコンピューティングまで行う。 オーロラ、コンチネンタルとの協業も、このプラットフォームによりドライバーレストラックを展開するためのもの。中国BYD(比亜迪)や英ジャガー・ランド・ローバー(JLR)など多くの自動車関連企業がすでに採用している。エヌビディアのオートモーティブ関連事業は2026年度には約50億ドルに成長する見込み。 エヌビディアのジェンスン・フアンCEO(最高経営責任者)は「自律走行車革命が到来し、自動車は最大のAIおよびロボティクス産業の一つになる」と語る。 トヨタが採用するSoCは「DRIVE AGX Orin」、OSは「NVIDIA DriveOS」。
電波新聞社