出口クリスタ、来年競技復帰も視野「一度は金ゼッケンつけて試合してみたい」カナダ代表でパリ五輪金メダル、年内は休養
パリ五輪柔道女子57キロ級で、カナダ代表として初の金メダリストに輝いた出口クリスタ(28)が7日、横浜武道館で開催された「野村道場」の柔道教室イベントにゲスト講師として参加した。一緒に講師として参加した同金メダリストの角田夏実、永瀬貴規とともに、約250人の子どもたちに得意技の指南などを行い、「私が子供の頃はこういうイベントはなかったので、今の子どもたちがうらやましい。自分たちのメダルや技術を見て、同じ所(五輪など)に行きたいと思ってくれたら(金メダリストとしての)義務を果たせたかなと思う」とうなずいた。 【写真】イベントでまさかの“確定ルーレット”演出 鈴木桂治監督は笑って容認「めっちゃツボ」 日本で生まれ育ち、大学3年時からカナダ代表を選択して、挫折を経て28歳で初の五輪金メダリストに輝いた苦労人。8月の日本帰国時には「いったん競技者としての柔道から離れる」と休養を宣言していたが、出口はこの日の取材で「年内は試合なしで(練習だけ)やって、来年からは一度は(五輪金メダリストだけに与えられる)ゴールドゼッケンを(柔道衣の背中に)つけて試合をしてみたい気持ちはある。どこかで出たい大会があれば出たい」と、実戦復帰を視野にいれていることを明かした。 28年ロサンゼルス五輪挑戦は明言していないが、「今のところはそういう気持ちで(日々の)練習はしていくので、(進退について)気持ちが変われば公表したい」と語った。