【京成杯AH展望】5歳馬の前走GIII組が狙い目
秋競馬の開幕を告げるマイル重賞として長い歴史を持ち、今年で69回を数える。野芝のみを使用した馬場の開幕週に行われるため、速い勝ち時計で決着しやすいという特徴がある。 【写真】セルバーグのこれまでの軌跡 1.5歳馬が圧倒的 過去10回で、5歳馬が[7-4-3-38]と7勝を挙げていて圧倒的。逆に4歳馬が[1-0-2-22]と苦戦傾向となっている。それ以外はあまり気にする必要はなさそうだ。 2.距離短縮組に妙味あり 過去10回で、前走から距離延長の馬は[1-2-1-21]で勝率4.0%。今回が距離短縮となる馬は[5-0-1-25]で勝率が16.1%と高く、単勝回収率も286%と非常に高い。複勝率等で見ると同距離の21.7%が一番だが、アタマ妙味は今回短縮だ。 3.前走クラスに注目 ハンデ戦だけに、前走のクラスは重要な要素。前走がGIIIだった馬が最も勝っていて[6-7-7-70]で単勝回収率も108%。また、狙いとしては前走が3勝クラスの馬で、[2-0-0-6]で勝率25.0%、単勝回収率も131%となっている。また、前走がGIだった馬はハンデを背負うことになるが、[2-1-2-11]とそれなりの結果を出している。 セルバーグは前走が1800mのGIII中京記念で、このレースと相性の良い5歳馬。好走条件が揃っている。開幕週の馬場も良く、ハンデも57kgなら手ごろと言えるだろう。ここは押し切りも十分。