【BCマイル】テンハッピーローズ見せ場十分の4着に津村明秀騎手「先頭に立った時は夢を見ました」…ジオグリフは5着
◆第41回ブリーダーズカップ・マイル・G1(現地時間11月2日、米国デルマー競馬場・芝1600メートル)=JRA海外馬券発売対象レース 【データで見る】テンハッピーローズの血統、戦績 2日間にわたる米国競馬の祭典が行われ、芝マイル王決定戦に参戦したジオグリフ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎、父ドレフォン)と、テンハッピーローズ(牝6歳、栗東・高柳大輔厩舎、父エピファネイア)の日本馬2頭は、勝利を手にすることはできなかった。優勝はJ・オルティス騎手とコンビを組んだモアザンルックス(牡4歳、C・ドゥヴォー厩舎、父モアザンレディ)。勝ち時計は1分32秒65(良)。 テンハッピーローズは14番人気のヴィトリアマイルで津村明秀騎手とともにG1初制覇を果たし、秋初戦のセントウルS(7着)を経ての挑戦だった。上々のスタートから好位2番手を追走。直線で早めに先頭に躍り出て押し切るかに見えたが、ゴール寸前で後方から迫ってきた3頭にかわされた。津村明秀騎手は「本当に悔いのないレースができた。4コーナーで先頭に立った時は、夢を見ましたね。GⅠ勝ちがフロックでないと証明できましたし、本当にいい経験をさせてもらった」と清々しい表情で振り返った。 一方のジオグリフは22年の皐月賞馬で、札幌記念2着からの挑戦。スタートを決めて3番手のインにつけたが、直線は5着に粘るのが精いっぱい。騎乗した横山武史騎手は「今回の経験を活かして海外でも結果を出せるようにもっと頑張って、いずれブリーダーズカップも勝ちたいという気持ちが強くなりました。ジオグリフ自身はきついコースにも対応して良く頑張ってくれました。スタートを決めて前で競馬をしたいと考えていたので、その通りの競馬は出来ました」とコメントした。 日本勢としては昨年のソングライン(5着)、ウインカーネリアン(11着)に続く2年連続の参戦だったが、今年も世界の壁に阻まれる形となった。
報知新聞社