史上初の金メダル獲得 表情崩し泣く田中愛美を優しく抱く上地結衣も金メダルを受け取り目に涙【車いすテニス】
◇パリパラリンピック2024 車いすテニス女子ダブルス決勝(5日、ローランギャロス) 【画像】パリパラリンピックの陸上競技で愛のプロポーズが成功 パリパラリンピック車いすテニス女子ダブルスで上地結衣選手と田中愛美選手ペアが強豪オランダペアを倒し、女子ダブルス史上初の金メダルを獲得しました。 第1セット4-6で落とすと、続く第2セットでも苦しい時間が続きます。互いにブレークポイントを奪っていき試合はタイブレークへ。ここを落とすと試合に負ける日本ですが粘りを見せ、7-6(7-3)で奪取。10ポイントマッチの最終セットは一進一退の攻防が繰り広げられます。最後は田中選手が放ったボールを相手が返しますがアウト。日本が女子ダブルス史上初の金メダルとなりました。 試合が決すると田中選手が表情を崩し泣くと、上地選手が抱きしめ頭をポンポンとたたき喜びを分かち合いました。そんな上地選手も表彰台でメダルを受け取ると涙をぬぐう姿がみられました。 試合後上地選手は「相手チームはたくさんのタイトルを持っているのを知っているので私たちはどうやって自分たちの時間を作るか、ポジションを作るかに集中した。私たちはチャレンジャーとして立ち向かえたからラッキーだった」と振り返ります。 日本女子ダブルス史上初の金メダルについて「可能なら過去のレジェントたちに感謝を伝えたい。彼女たちが車いすテニスをしてきてくれたから私たちも出来る。どうやって戦うか見せてくれ、高いレベルまで導いてくれた。だから私たちのプレーをみて後輩たちにもできるだけそう思って欲しい」と車いすテニスへの愛情を伝えました。 田中選手も「たくさんの人に今回の私たちの試合をみて車いすテニスやってみたいという人が増えることと、(私が)いままでやってきた方たちや上地結衣選手をみて目標にしてきたので、私自身も目標になれるように頑張りたいです」と話しました。