米国株、これから「最高の夏」がくる…! いまのうちに買っておきたい「2つの銘柄」を実名紹介
注目したい好決算を出した米国上場企業
直近の四半期決算で好決算を出した企業の中で注目企業を2銘柄挙げていきます。 (1)『マンデードットコム/MNDY』(ナスダック上場) マンデードットコム(Monday.com)は、イスラエルに拠点を置くソフトウェア会社で、チームが効率的に仕事を進められるようにするためのデジタルツールを提供しています。具体的には、次のようなことができます。 【1つのデジタルワークスペース】 monday.comというプラットフォームを使って、チーム全員が一つの場所で仕事を管理できます。 【プロセスとプロジェクトの管理】 このプラットフォームを使うと、会社の様々な業務プロセスやプロジェクトを一元管理できます。例えば、誰がどの仕事を担当しているか、いつまでに何をする必要があるかなどを明確に把握できます。 【ワークフローの改善】 monday.comは、仕事の流れ(ワークフロー)を効率化するためのツールを提供しています。これにより、仕事の進め方がスムーズになり、時間を節約できます。 【効率的な実行】 monday.comを使うことで、チーム全体が連携して効率的に仕事を進めることができ、結果的にプロジェクトの成功率が高まります。 簡単に言うと、マンデードットコムは、チームの仕事を一元管理し、効率よく進めるための便利なツールを提供している会社です。 (2)『クラビヨ/KVYO』(ニューヨーク証券取引所) クラビヨ(Klaviyo Inc)は、企業が顧客データを活用して、より効果的なマーケティングを行えるようにするテクノロジーを提供しています。具体的には、次のようなことができます。 【データのキャプチャと保存】 クラビヨのソフトウェアは、企業が自社の顧客に関するデータ(ファーストパーティデータ)を収集し、それを保存するのを助けます。 【データの分析と活用】 クラビヨのプラットフォームは機械学習と人工知能の機能を備えており、企業が収集したデータを分析し、予測的に利用することができます。これにより、企業は顧客に対して最適なタイミングで適切なメッセージを送信できます。 【パーソナライズされた体験の提供】 クラビヨは、収集したデータを使って、個々の顧客に合わせたパーソナライズされた体験を提供するためのツールを提供します。例えば顧客に対してパーソナライズされたメール、SMS、プッシュ通知を送信することができます。 【マーケティングオートメーション】 クラビヨは特に電子商取引におけるマーケティングオートメーションに焦点を当てています。これにより、企業はマーケティング活動を自動化し、効率的に運営することができます。 【統合された消費者プロファイルの作成】 クラビヨのソフトウェアは、データレイヤーとマーケティングアプリケーションを統合することで、企業が顧客の統合プロファイルを作成し、それを一元的に管理することを可能にします。これにより、顧客一人ひとりに合わせたアプローチがしやすくなります。 このようにクラビヨは企業が顧客データを活用して、より効果的でパーソナライズされたマーケティングを行うためのツールを提供する会社です。
おわりに
今回は米国経済の動向に影響を与える経済市況、FRBの動向、四半期決算などについて解説させていただきました。 米国株はこれまでも多くの投資家にとって魅力的な投資対象であり続けてきましたが、なにより米国株の未来は、AI市場の拡大、経済指標の安定、テクノロジー企業の成長、大統領選挙と市場のアノマリー、投資環境の改善といった要因によって、強気でいられる理由が多くあります。 これらの要素が合わさることで、今後も米国株式市場は魅力的な投資先として注目され続けると筆者は考えます。
鈴木 林太郎(米国株ライター)