米国株、これから「最高の夏」がくる…! いまのうちに買っておきたい「2つの銘柄」を実名紹介
エヌビディアの四半期決算
半導体大手エヌビディアの四半期決算は下記のアナリスト予想を上回る好決算でした。 ・EPS(1株当たり純利益)予想5.57ドル、結果6.12ドル ・売上高予想245.5億ドル、結果260.4億ドル ・売上高成長率は前年同期比+262.1% ・第2四半期の売上高予想266.2億ドルに対して新ガイダンス274.4億ドルー285.6億ドル また1対10の株式分割を行うことが発表され、6月7日に実施されます。 四半期決算の発表を受けて、エヌビディアの株価は時間外取引で+3%上昇しました。 株価も新高値をつけましたが、今後も継続的な高成長が期待されます。 つまりAIブームは始まったばかりと考えることが出来るということです。 またエヌビディアは「AIを21世紀のコモディティ」と位置付けており、AIが従来の情報検索モデルから、回答やスキルを生成するコンピューティングへのパラダイムシフトを引き起こす未来がやってくると考えられます。 単に情報を引き出す従来のコンピュータとは一線を画すこの進化が、AIの新たな可能性を現在進行形で広げているのです。 産業レベルでは、ソフトウェア開発という発想からトークン生成という新たな概念へのシフトが進行中であり、これはAIがデジタルインテリジェンスを作り出す過程そのものです。 今後AIが使えるトークンを作り出す「AIファクトリー」を構築するには数年かかるといわれますが、そのインフラが整えば、さらに大きな利益を生むことが期待されます。
6月のアノマリーと大統領選挙
1950年から2022年4月までのS&P500の月次パフォーマンスを見ていくと、6月は+0.1%です。 これは年で9番目のパフォーマンスです。そのため例年通りであれば、5月末と同じような数値にることが予想されます。 とはいえ労働市場の減速が数値に表れているように、これまで投資家の懸念材料の一つであった「利上げ再開」のリスクが小さくなったことは株高要因へとつながります。 そのため、例年秋から年末にかけて株高になりやすいことを考えれば、マーケットが減速している時期こそ、買い場となる可能性が高いでしょう。 また保有している株は売却するよりも保有し続けた方がリターンが大きくなることを示唆しています。 そして忘れてはならないのが、今年は「大統領選挙の年」であり、そのアノマリーに従うならば、6月から9月にかけて株高になるサマーラリーがやってきます。 いずれにせよ6月はマイナスにならずに株高になりやすい環境が例年以上にあることを意味しています。