箱根駅伝の"注目選手は"? MARCH対抗戦を盛り上げた「僕が見たかった青空」塩釜菜那さん・須永心海さんインタビュー
中高で経た経験をアイドル活動に
――須永さんは中学時代はバレーボール部で部長だったと聞きました。スポーツ経験が今の活動に生きていることはありますか。 須永:ポジションはセッターでした。アタッカーをやりたかったんですけど、チームにとって自分が必要とされているところはどこだろうって考えて、3年間セッターを務めました。この間、マネージャーさんに「須永は僕青のセッターとしてこれからも引っ張っていって欲しい」って言っていただいて……。ポジションまでは伝えていなかったので、びっくりしました。中学時代がそのまま直結しているなって。部長でもあったので、僕青のリーダーの菜那ちゃんの苦労や大変さも少しはわかっているつもりなので、少しでもリーダーを支える存在になれたらいいなって思っています。 ――塩釜さんは中学、高校で吹奏楽部。スポーツを演奏で応援する機会もありましたか。 塩釜:サッカー部や野球部の大会に応援に行きました。試合が終盤になると会場も緊張感に包まれていくんですけど、そこで音楽が重なるとより一致団結した感じも増します。応援がパワーとなって選手たちの背中を押していたと思うとうれしいですね。今、このアイドルという仕事をやっていて、応援されることってありがたくて、素敵なことなんだと感じています。私たちもファンの方がブログのコメントやイベントで応援していただいてます。それで、「私たち、もっと頑張ろう!」って思えるんです」
2人が掲げる「グループと個人の目標」とは
――駅伝は一つの襷をつないでいくチームスポーツの側面もあります。今後の僕青をどうつなげていきたいですか。 塩釜:私が僕青で一番好きなのは個性なんです。私がこれまで出会ったことのないような面白い人たちが集まっているんです。でも、ステージに立つと表情も変わるんです。普段のメンバーとライブとかで曲によってかわいかったり、かっこよかったりするギャップも注目していただきたいです。個人としては自分が頑張ることは大前提としたうえで、メンバーのことをちゃんと愛していけるリーダーであり続けたいし、優しさを忘れない人でありたいなと思います。 須永:デビューして1年半くらいが経って、ステージに立つとか、歌番組に出演させていただくのは当たり前じゃないなと感じています。もっと高い壁にぶつかっていくと思いますけど、23人でこの1年半も乗り越えてきたので。2年目、3年目も23人で乗り越えられたらいいなって思っています。私は話すことが好きで、最近はライブでMCを任せてもらえるようになりました。バラエティー番組に出演して、僕青の魅力を広めていけるような存在になりたいです。 ――最後にスポーツに励む学生へメッセージをお願いします。 須永:私もうまくいかなかったことや悔しかったこともたくさんあったんですけど、今思い返したら全部が青春だったんですよ。今は今しかないから、大切に1日1日を過ごして欲しいなって思います。 塩釜:一生懸命に頑張っている姿ってかっこいいですし、試合で見せる戦っている表情や結果が出なかったときの悔しい表情が、私はすごく美しいと思っていて、毎回心を動かされます。走り続けることってしんどいのに、あんなに頑張れるのがすごいなって。だからその強さを見習って私たちも走り続けていきたいと思います。
辻隆徳