箱根駅伝の"注目選手は"? MARCH対抗戦を盛り上げた「僕が見たかった青空」塩釜菜那さん・須永心海さんインタビュー
箱根駅伝を勉強、印象に残っているシーンは……
――塩釜さんは解説席に座って明治大学について話されていましたね。 塩釜:昨日の夜に今日話したいことを考えていたんですけど、いざ座ってみると緊張しちゃって……。でも、すごく貴重な経験をさせていただきました。法政大学の坪田智夫監督にインタビューさせていただいて、注目選手を教えていただき勉強になりましたし、駅伝への興味もさらに大きくなりました。 ――大会の発起人である青山学院大学の原晋監督がグループの名前をもじって、「僕が見たかった箱根への夢大作戦」を掲げていました。箱根駅伝の印象は。 須永:箱根駅伝って日本のお正月の定番じゃないですか。出演が決まって、箱根駅伝のことをめちゃくちゃ勉強してきました。私も「MARCH対抗戦」の観戦を楽しみたいと思ったので。 ――どんなことを勉強したんですか。 須永:(ノートを出して)選手や大学のことを勉強したうえで、本気で優勝予想もしました(笑)。注目の選手も見つけました! 中央大学キャプテンの佐野拓実選手(4年、洛南)です。大学のYouTubeをいろいろ見て、チームのまとめ方に共感しました。キャプテンになっていいのか葛藤もあったみたいで。そんな中、チームの輪の中心になって選手とコミュニケーションをとる姿や一つひとつの考え方が素敵だなと思いました。あと、青山学院大の太田蒼生選手(4年、大牟田)。お料理が得意のようなんです。レースでは、競り合いになったら結構攻めた走りをするので、挑戦していく姿勢に注目したいです。 塩釜:お正月はよくおばあちゃんの家に行ってよく見ています。箱根駅伝の裏側の感動シーンを見たら涙が止まらなくなるんですけど、印象に残っているのが青山学院大の選手と中央大の選手が並んで走っていて、「俺についてこい」ってジェスチャーをしたシーンです。 ――2023年のエース区間2区で近藤幸太郎選手(現・SGホールディングス)がかつて所属していたクラブの後輩である吉居大和選手(現・トヨタ自動車)に手招きした場面ですね。 塩釜:そうです。吉居選手が前に出て近藤選手より先に襷(たすき)を渡したんですけど、違う大学でもお互い頑張ろうよというスポーツマン精神や、その後にハグをしたのもすごく素敵だなって、感動しました。 ――吉居大和選手の弟・駿恭選手(3年、仙台育英)は今回の大会に出場しています。 須永:吉居兄弟ですよね! 今年の箱根駅伝は兄弟で給水していましたよね。私、給水シーンも大好き。選手同士はもちろん、お父さんが給水役になることもあるじゃないですか。給水シーンも見どころの一つなのかなって思います。