フライト登山で日本百名山を踏破! 立山登山のおすすめ「パッキング術」と「航空輸送NG」のアイテムとは
すべてのハイカーが日本百名山完登を目指しているとは思いませんが、北海道の利尻富士や屋久島の宮之浦岳に行ってみたいと思っている方は多いのでは。フェリーの利用も可能ですが飛行機の利用なら移動時間が短縮できます。 【写真】航空機移動の登山計画で役立つパッキング術を見る(全11枚) この2座に限らず遠方の高嶺に長時間かけての移動でかかる体への負担など、年齢や事故への不安から特急電車や飛行機を利用した登山計画を念頭におくこともあるでしょう。2023年秋に北アルプスの人気コース・立山へソトラバ編集部スタッフが個人旅行でフライト登山を敢行してみました。
プランは富山側から2泊3日、格安航空券で目指す富山空港
今回利用した航空会社はANA。ANAが年数回顧客サービスで展開する「国際線国内線航空券タイムセール」という2023年7月に発売されたキャンペーンチケットを利用しましたので、今後発売されるセール航空券とは価格が違う可能性があります。 ちなみに羽田~富山空港間が片道8000円の超バーゲンプライス。2023年時の通常のフレックス料金が片道2万8470円でしたので、往復でも通常片道分の6割弱。便変更不可などの制約があるバリューチケットのスタンダード料金は1万2700円~で、タイムセールチケットも購入後の便変更などができない点は同じですが、バリューチケット片道分の約3000円の追金で往復できます。 首都圏から室堂行き夜行バス便では安いシーズン料金でも片道1万5000円前後します。もちろん、富山空港から室堂までの交通費は別途かかり、空港からの交通費は2万6680円となり、それなりにメリットはありました(※ちなみに2024年5月の料金はフレックス料金片道2万9870円/バリューチケット片道1万2800円)。 日程は2泊3日。初日は移動~宿入りで中日に立山三山のうち立山~別山の2座を縦走し、最終3日目に残る1座の浄土山の山頂を踏み、下山帰宅の予定を組みました。ちなみに夜行バス利用の場合は移動日車中泊現地入りのため、今回の航空機利用行程に対して1泊分コストカットできるメリットがあります。