ブルーズの永田虹歩がNZ女子『スーパーラグビー・アウピキ』決勝のメンバー入り
4月13日にニュージーランド(以下、NZ)のラグビーの聖地、イーデンパーク(オークランド)でおこなわれるスーパーラグビー・アウピキの決勝のメンバーに永田虹歩の名前があった。 NZの女子ラグビーのレベルは高い(ワールドカップ優勝6回)。野球でいうなら、日本人がメジャーリーグで、ワールドシリーズの頂点をかけて戦うくらいの快挙だ。 今年で3年目となる、NZ女子【スーパーラグビー・アウピキ】のレギュラーシーズンは、ホーム&アウェーのラウンドロビン方式で6試合(昨年は、3試合)となり拡張された。その影響もあり試合を重ねるごとに各チームのレベルが上がった。 参加チームは、ブルーズ・ウィメン、チーフス・マナワ、ハリケーンズ・ポルア、マタトゥ(クルセイダーズとハイランダーズの連合軍)の4チーム。レギュラーシーズンの上位2チームで決勝をおこなう。 昨年の覇者マタトゥは今季、まさかの開幕4連敗というスタートだった。初勝利は5節目で、ハリケーンズに37-17と勝った。 最終戦はクライストチャーチのホームのファンを前で、チーフスを相手に22-20。激戦を制して2連勝と復調したが、序盤の不振が響き2勝4敗の3位でシーズンを終え、決勝進出はならなかった。 ハリケーンズは攻撃力があり、前半は善戦するものの、フィットネスが落ちてくる後半からの失点が目立った。1勝5敗の最下位でシーズンを終えた。 2022年の初代チャンピオンで、昨年のファイナリストのチーフスは開幕から4連勝スタートで勢いがあった。 しかし、第5節にブルーズに26-40と敗れ、最終戦はマタトゥ相手にFW戦でプレッシャーを受けて20-22と2連敗。序盤に勝ち星を重ねた貯金のがあったため、4勝2敗の2位通過で決勝に駒を進めた。 今季ワンランクステップアップしたブルーズは第2節でチーフスに10-17で敗れるも、第5節では40-26でリベンジに成功。最終戦もハリケーンズ相手に爆発力のある攻撃が炸裂して41-29と勝利した。 5勝1敗で1位通過となり決勝に駒を進めた。 ◆今年は日本代表の2人がアウピキに参加。 今季から、齊藤聖奈、永田虹歩のふたり(ともに三重パールズ)がスーパーラグビー・アウピキに初参加している。 第2節の直接対決ではともに試合途中から出場し、スクラム最前列の真ん中で、対面対決をした。 チーフス・マナワに所属の斎藤(日本代表40キャップ)は、開幕戦で背番号8を付けて先発で出場したことを皮切りに、レギュラーシーズンの半分の3試合に先発出場(2試合ベンチスタート)した。 本職はFL/NO8だが、チーフスでは、HOのポジションを任されることが多かった。 レベルの高い大会に出場する事だけでも快挙であるが、このレベルで3つものポジションをカバーしている事に驚く。