ブルーズの永田虹歩がNZ女子『スーパーラグビー・アウピキ』決勝のメンバー入り
レギュラーシーズン最終戦、クライストチャーチでおこなわれたマタトゥ戦の直後にピッチで話を伺った。 NZラグビーの印象を聞くと、「フィジカルが強いだけでなく、スキルのレベルが高い」と返ってきた。 「こちら(NZ)は、ハードスケジュールで、みんな凄いタフです。日本では、シーズン中は、リカバリーに重点を置くが、NZでは、フルコンタクトを週2回行い、試合の2日前にもフルでコンタクトをする」 日本との違いに驚きを隠せない様子だった。 齊藤は4節のハリケーンズ戦で背番号2付けて先発。その試合で2トライを挙げた。 その事に関しては、「ラッキーなトライです」と謙遜するも、ボールを貰うタイミングとコース取りの巧みさを見せるなど、常に冷静にプレーをしている印象だ。 「このレベルで、フィジカル面で対応できているか分からない」と言いながらも、タックル、ブレイクダウンで激しいヒットを見せるなど、サイズのハンデを感じさせないくらいのガッツを見せていた。 ブルーズに所属する永田(日本代表13キャップ)は、シーズン直前でケガ人のカバーとして呼ばれた。 5節まで毎試合16番を付けてベンチ入りをして、後半途中からピッチに立ち常にひた向きなプレーを見せていた。 レギュラーシーズン最後のハリケーンズ戦では、背番号2を付けて先発だった。決勝前にチャンスを与えられた。永田は、コーチの期待に応えるかのように最初からハッスルした。 この試合のハイライトは、永田のラインブレイクだろう。凄かったのはディフェンスの裏に抜けた後も続いた。しっかり周りを見てサポートプレーヤーに絶妙なパスを送りトライに繋がるプレーをした。 その後も、何度もゲインラインを越える力強いボールキャリーを見せた。永田のパフォーマンスは、Sky Sportsの実況も絶賛した。結果、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。 初めての先発でHOと右PRのふたつのポジションをこなし、80分間フルに動き回った。試合を重ねるごとに進化している事は確かで、永田本人も自信を付けている様子がうかがえる。