パリオリンピック金メダルのアリサ・トゥルー14歳「Funじゃなかったらスケートボードをする意味がない」
【変わったこと、変わらなかったこと】 ーーオーストラリアではどうですか? アリサ選手はオーストラリア史上最年少の五輪金メダリスト。金メダルを獲って、周囲で変わったところがありますか? 私の友だちの対応は何も変わってなくて、今までと同じ。金メダルをすごく喜んでくれています。時々、空港で自分が知らない人たちに、「あっ! アリサ選手だ」って感じで見つけられることがあって、ビックリしちゃいます。 ーーアリサ選手はどんな対応を? サインをしたり、一緒に写真を撮ったりしますよ。 ーーでは、アリサ選手自身で金メダル獲得後に何か変わったところはありますか? 私のなかでは何も変わってなくて、金メダルを獲った時はすごくうれしかったんですけど、五輪が終わってからも大会は続いていくので、意識はつねに次の大会、次の大会というふうになっています。
【日本の選手たちはライバルであり友だち】 ーー2021年の東京五輪・女子パークは1位が四十住さくら選手、2位が開選手、3位が日系イギリス人のスカイ・ブラウン選手。前回のインタビューでは、日本人や日系の選手たちには「スケートボードが合っている」という話が出たと思います。 私も日系選手なので、彼女たちみたいに、パリ五輪では表彰台に立ちたいと話したのを覚えています。 ーーそして、パリ五輪でも1位がアリサ選手、2位が開選手、3位はブラウン選手と、今回も日本人や日系の選手たちが表彰台を独占しました。その強さの秘密は何だと思いますか? 日本の選手たちはすごく練習をするんです。そういうところが強さと関係あると思います。そんな日本の選手たちに負けないぐらい、私もたくさん練習しています。 ーーパリで表彰台に立った3選手は、仲がいいんですか? 住んでいるところが違うので、いつもスケートを一緒にできるわけではないですけど、大会ではいつも会って話してますし、いい友だちです。 みんなとてもいいスケートボーダーなので、彼女たちがいるから自分も一生懸命頑張れるし、自分と一緒に高みを目指してくれる、ライバルって言えばライバルだし、友だちだって言えば友だちだし......そんな感じかなと。