いよいよ日高直前。最後のCRF250Lアップデート!【最新国産トレールバイクで伝統の日高エンデューロに挑戦! 宮崎大吾の日高参戦記 VOL.5】
伝統の日高2デイズエンデューロに10年ぶりに参戦する私宮崎は、Honda CRF250Lを購入し、レースに向けたトレールモデルのカスタマイズを行ってきました。今回ご紹介するのは日高遠征直前に出来上がった各アイテムです。 【画像】最後のCRF250Lアップデートをギャラリーで見る(21枚) 文/Webikeプラス 宮崎大吾
日高2デイズエンデューロに向け、CRF250Lの最終調整開始!
特にこの1ヶ月は多忙でなかなかバイクに触れる機会がありませんでした。大変残念ながら9月1日に予定していた「Webike×DIRTSPORTSオフロード祭り」は台風の影響を考慮して中止とさせていただきましたが、その1週間後にはダートスポーツ誌主催の「ハッピーエンデューロ」を開催。月刊誌の校了、全日本モトクロス近畿大会取材などが立て込み、今回もアルタイヤモーターさんによるパーツ取り付けなどに大いに助けられることとなりました。 前回の記事ではフロントスプロケットを14T→DRCデュラフロントスプロケット12Tへ変更したことを書きましたが、さらにリアスプロケットを純正の40T→ISAのアルミスプロケット42Tに変更しました。レース走行に合わせてギヤ比をショートに振った効果を期待してのこととですが、もちろんISAならではの精度の高さ、排泥性の向上、軽量化も大きな要素です。 シールチェーン「520ERVTは、外プレート幅を幅狭に設計することで、軽量化に貢献しています。プレート形状はオフロード走行に求められる強度・耐衝撃性を解析し最適化されており、マディなど過酷な環境に晒される日高のようなレースでは、この安心感は最大の武器です。 高性能二輪エンジンオイルの代名詞的な存在でもあるMOTULの「300V FACTORY LINE」。OFFROAD用ラインナップも充実しており、今回は15W-60に交換して挑みます。レーサーと異なり、迅速なクラッチ板交換ができないCRF250Lだけに、マディでのクラッチ焼きつきに十分に気をつけるのはもちろんですが、高性能なエンジンオイルを入れておくことは必須です。 1日めの終わりに15分間のワーキングタイム(タイムチェックを受ける移動時間を含む)があるものの、実際オイル交換をする余裕もありませんから、2日間、熱ダレを起こさず、エンジン、クラッチを保護してもらうことになるエンジンオイルは重要なファクターです。ということでアルタイヤモーターでオイル交換をしてもらいました。オイルフィルターを交換しないので、容量は1.35Lです。純正として入っていたであろうHonda G1オイルから「300VOFFROAD RACING15W-60」に変更しました。 純正グリップも悪くないのですが、やはりレースではより強固なホールド感を得たいのでZETA RACINGから新たに登場した「エッジグリップ」に換装しました。2色のコンパウンド、2種類のダイヤモンドパターンを採用したもので、指に伝わるグリップ感や操作性の高さを感じます。 とはいえ、実はマシン搬入直前に入手したのでマシンの押し引きしか体感していないのですが、それだけでもグリップ操作のしやすさが感じられましたから、本番が楽しみです。また転倒時などの砂、泥かみを防止すべく定番のZETA RACING「BAREND PLUG」もインストールしました。
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