練習する遠藤

　サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は28日、千葉市内で29日の韓国代表との練習試合（非公開）に向けて練習を行った。コーナーキックなどセットプレーの練習や11対11の紅白戦を実施した。 　DF遠藤優（26＝三菱重工浦和）は26日の国際親善試合の韓国戦で国際Aマッチデビュー。後半34分から出場し、クロスを上げるなど、積極的な攻撃参加を見せた。「わずかな時間だが、出場させてもらって、あの観客、緊張感の中、試合ができるというのは自分の成長への第一歩。こういう機会を自分でつかめるように、また代表に入りたい」と力強く語った。 　内田篤人コーチと同じ右サイドバック（SB）。ポジショニングの大切さを学んだという。「センターバックが持った時にボランチが落ちてこられるなら高い位置を取っていいし、ボランチがいない状態なら、ちょっと低めに作ってあげて角度を作ってあげたらいいんじゃないかっていうことを教えてもらった」と明かした。 　負傷離脱しているDF清水梨紗（マンチェスターC）や26日の韓国戦に右SBで先発したDF守屋都弥（INAC神戸）からは刺激を受けている。「梨紗さんとは一緒にプレーしていなかったので、代表戦を見てプレーを参考にしていた。都弥さんとは今回、初めて一緒にやって、サボらなかったり徹底してやっているところは凄く尊敬するところだし、まねしたいと思う」と話した。 　韓国代表との練習試合に向けては「なるべくバックパスを減らして前で探す。縦のくさびのパスが入ると、チーム全体前に運べると思う。私が起点になって前にどんどんチームの勢いがいくようなプレーをしたいと思う」と見据えた。29日は遠藤の27歳の誕生日。「明日練習試合で終わるので、本当にガンガンプレーして良い誕生日にしたいなと思う」と笑顔で語った。