【睡眠専門医が回答】加齢にともなう睡眠の悩み…良質な睡眠をとる方法って?
【男】寝るときは“裸族”なんですけど、これって体に悪いですか?(36歳)
A しっかり眠れるなら問題なし パジャマを着るよりもリラックスできる、汗でムレないなど、本人が快適でよく眠れるならOK。反対に裸だと寒い、汗が寝具にベタついて不快など、デメリットが多いなら、パジャマを着る方が睡眠の質が上がります。
【女】途中で目が覚めてしまい、そこからなかなか眠れません(44歳)
A 眠ろう、眠ろうとあせらず、開き直って寝室を出てもいいですよ! 眠ろうと頑張っても眠れないもの。一度リビングや別室に移動して気分を変えてみて。音楽を聴くなどリラックスできることをして、眠気を感じてから布団に戻って。ただし、スマホは睡眠の質が下がるのでNG。
【男】妻から「いびきがうるさい」とよく指摘されます。どうしたら治りますか?(42歳)
A 横向きで寝て改善するかどうか? 睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります いびきは寝る体位も関係しています。あおむけだと気道が狭くなっていびきをかきやすいので、横向きで寝てみては? それでも大きないびきや息が止まる状態をひと晩に繰り返すなら、睡眠時無呼吸症候群の可能性も。放置せず内科や睡眠科の受診をおすすめします。
【女】悪夢をよく見て、眠った気がしません。寝るのがツラいです……(38歳)
A ストレスの可能性も。眠る前はリフレッシュを 夢は解明されていない部分が多いのですが、メンタルが落ちると悪夢を見ることも。リフレッシュする時間を持ってストレスを減らし、寝具や明かりを整えて心地よく眠る工夫を。
【男】【女】みんながやっていた、いい睡眠のためのあれこれ。これって効果ありますか?(34~49歳)
●朝バナナ【効果アリ】 朝バナナを食べると、バナナに含まれるトリプトファンが夜には睡眠ホルモンのメラトニンに変わり、よい眠りに導いてくれます。 ●朝日を浴びる【効果アリ】 朝に太陽光を浴びると体内時計が調整される、自律神経のバランスが整う、夜にメラトニンが出やすくなるなど実はメリットいっぱい。 ●朝、みそ汁を飲む【効果アリ】 大豆製品もトリプトファンが豊富。みそや具の豆腐にもたっぷり含まれているから、忙しい朝でも睡眠にいい栄養素を手軽に取れます。 ●寝るとき、保冷剤で頭を冷やす【効果微妙】 それだけでよく眠れるほどの効果はなさそう。首周りを適度に冷やすほうが深部体温が下がりやすくておすすめ。 <教えてくれた人> 睡眠専門医 白濱龍太郎さん RESM新東京・新横浜理事長。一般患者からトップアスリートまで約2万人の睡眠に悩む人たちを救う。著書も多数。 参照:『サンキュ!』2024年12月号「女と男の見た目と体の悩み、解決スペシャル」より。掲載している情報は2024年10月現在のものです。 編集/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部