引退の旭大星が最後まで涙見せず「楽しい17年間だった。未練はない」笑顔で第2の人生へ旅立つ
大相撲で最高位は西前頭8枚目の旭大星(35=大島)が、笑顔で第2の人生へ旅立った。 昨年末の引退届提出を受けて8日、東京・両国国技館で会見。かつての兄弟子で師匠の大島親方(元関脇旭天鵬)同席で、最後まで涙を見せずに「楽しい17年間だった。好きな相撲を取れなくなるのは寂しいけど、引退することに未練はない」と、笑顔で話した。左膝の大けがで序ノ口から再起し、再び関取を目指して幕下まで番付を戻したが昨年秋場所で負け越し、引退を決意。現在は都内の油そば店「きりん寺」で修業中。「掃除や皿洗い、何でもやる。いずれは自分の店を持ちたい」と目を輝かせていた。