米国務長官が戒厳令宣布へ「深い懸念」、解除めぐり「民主主義の回復力」評価…韓国外相との電話会談で
【ワシントン=淵上隆悠】米国のブリンケン国務長官は5日、韓国の趙兌烈(チョテヨル)外相と電話で会談し、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が一時的に戒厳令を宣布したことについて、「深い懸念」を直接伝えた。 【画像】韓国で「イエスジャパン現象」…長く続いた「反日疲れ」か
米国務省の発表によると、ブリンケン氏は、国会決議を受けて尹氏が戒厳令の解除を決めたことを「歓迎」し、「韓国の民主主義の回復力」を評価した。今後の韓国政界の混乱を念頭に、民主的なプロセスが守られることへの期待を表明した。
ブリンケン氏は、米韓同盟に対する米国の関与は揺るぎないことも強調し、日米韓3か国の協力関係の重要性についても改めて確認した。