黒木華、思い出残す紙の写真の尊さ感じた「浅田家!」
知らない世界の演技は事前に所作を体験
- 黒木さんは漫画編集者を演じたドラマ「重版出来!」など、どんな世界を描いたものでも馴染んでしまう。専門的ジャンルに馴染む秘訣はありますか 黒木 経験したことのないことはお話をうかがい、実際にその所作を体験させてもらったりします。漫画家のアシスタント役をいただいたときは道具の使い方等を事前に教えていただき勉強しました。 - 黒木さんは高校時代、演劇の名門校で演劇部のエースといわれていましたね。小劇場の役者さんと芸能界で活躍する役者さんの違いはありますか 黒木 あまりないと思います。私は演劇をやっていたとき野田秀樹さんや鴻上尚史さんの存在を知り、大学生のとき大阪で野田さんのオーディションを受けました。そういっためぐり合わせが続き、いまの自分がいるので、運が良かったなとすごく思います。舞台か映像作品かの違いだけで、本質的な部分での違いはないと思います。 - お金と時間が自由になるとしたら何をしますか 黒木 私は海がきれいなところでダイビングがしたいです。「疑惑」というドラマを撮ったとき共演者の方にダイビングを勧めていただいたのがきっかけで、免許を取ったのですが、コロナになってしまい、まだ行けてないんです。 これからもさまざまな役に挑んでいきたいという黒木。作品ひとつひとつから目が離せない。 (取材・文:志和浩司、写真:田村豊)