なぜ勝負?なぜ外野前進?阪神がマルテ一撃で決死ドローも8回の矢野采配に疑問
及川は青木に対して糸を引くような147キロのストレートを低めに決めて見逃しの三振。続く山田も148キロの力のあるストレートで押し込んでライトフライに打ち取った。 大胆な起用をした矢野監督も「今の状態を見て及川でいってみたいなと思った。どういう結果が出ても及川の経験になっていくので思い切ったが、それ以上に及川が思い切った気持ちで投げてくれた。堂々と向きあって、若者らしい生き生きとした投球を見せてくれた。これからも、ああいう場面でどんどんいって欲しい」と目を細めた。 ブルペン陣が疲弊している状況の中、こういう2年目左腕の台頭は力強い。 2位の巨人は、先発の山口が8回一死まで“ノーノー“をしていながら一発に泣いて連勝がストップ。阪神とのゲーム差は3となった。 高代氏は、「まだ焦る必要がない時期」と念を押す。 「まだ折り返しもしていない。巨人が絶好調の上がり目で、阪神は打線の状態が落ちている下がり目。その状況で3ゲームもあるのだ。余裕を持って不調の大山をスタメンから外して休ませてもいいのではないか」と提言をした。このヤクルト3連戦の初戦から打順を4番から6番に下げられた大山は、この日、1安打を記録したが、6回の走者を置いた場面では甘いボールをミスショットしていた。 注目の第3戦の先発は阪神がガンケルでヤクルトが奥川。 矢野監督は「打線がもうちょっと点を取れば、もっともっといい形でやっていける。なんとかみんなで点を取ってやっていく」とコメントした。甲子園地方の天気予報は雨となっている。