ウルフ・アロン 来年6月現役引退を明言 パリ五輪後1年弱の期間設け「楽しみながら最後柔道をやる機会を」
柔道男子100キロ級で21年東京五輪金メダリストのウルフ・アロン(28)=パーク24=が2日、母校の葛飾区立小松南小と出身の葛飾区役所を訪問した後、報道陣の取材に応じた。来年6月の全日本実業団体対抗大会で現役引退することを改めて明言した。 直近のパリ五輪は個人戦で7位となったが、混合団体で銀メダル獲得に貢献した。五輪後から1年弱の期間を設けて引退するのは、「楽しみながら最後柔道をやる機会を設けたかった」ことと「たくさんの方に(国内で)生で見てもらいたい」という思いからだった。 「オリンピックはやりきったというか、もうこれ以上はない。(現役についても)悔いはないです」と晴れやかな表情だった。日本代表としては12月のグランドスラム東京大会が“最後”になる予定。引退後の活動については「まだまだ考えているところ」と模索中であるとした。