スペインの街の標識がユニーク。注意喚起も遊び心満載で思わずクスリ
人生100年時代、第二の人生をガラリと変える人もいます。結婚、子育て、離婚、病気を経て、昨年からスペインへの単身留学を送っている54歳のRitaさん。SNSでもスペインと日本の違いについて発信しており、人気です。今回教えてくれたのは、スペインの街で見かける看板や標識です。わかりやすさとユニークさで思わず笑みがこぼれてしまうそう。そんなスペインらしい標識の特徴7つを教えてくれました。 【写真】工事中の建物に貼られた巨大看板
日本とスペインでこれだけ違う、看板や標識
海外生活では、日常で目に飛び込んでくる広告や標識が日本とは違うため、まるで「海外映画にでてくる風景」のように感じることがあります。飛行場やホテルでは英語表示もありますが、市内ではスペイン語表示のみの場所も多く、住み始めのころは内容が分からずマークや色使いで雰囲気をつかんでいました。 逆に日本に行ったことのある外国の方たちは、日本の道路標識や店舗案内を見て「こんなところにも漢字を使うんだ!」と思うそうです。表現方法や注意の仕方は国ごとに特色があるもの。今回は私が感じた、スペインらしい看板や標識を集めて紹介します。
1:現地の文字が読めなくてもわかりやすい標識
道が交わる場所で見かける矢印だらけの看板。ひとつのオーナメントのようですが、これがじつに正確です。観光客がとまどいそうな大きな交差点には、ほとんどの観光名所が表示され、「とりあえずこっち方向に行けば大丈夫なのね!」と安心させてくれます。 地域により色合いやスタイルが変わり景観になじんだ工夫もされ、まるでテーマパークの案内板のような魅力があります。
2:円形の交差点は遠くからでも存在がわかりやすい
スペインにはラウンドアバウト(円形交差点)が多く、5~6本の車道に枝分かれしていく周回のロータリーが多くあります。私はスペインで運転をしませんが、この交差点には信号はあるもののタイミングを合わせて侵入し、右回転しながら進みたい道へ抜けていく作法があります。聞いただけでも難しそうです。 そしてドーナツ状の中央にある噴水は、どこからでも目立つのでわかりやすいです。ほかにも、歴史的な記念碑や銅像が置かれていることも多いですが、お祝いごとがあるとスペインの国旗色である赤色と黄色のネオンになる交差点もあります。