雨で汚れは洗い流せません!! 梅雨時こそ洗車が必要とされる3つの理由
■だからといって雨中の洗車はNG!?
では、梅雨時にも洗車を行うとして、雨が降っている際中であっても洗車はしたほうがいいのか?この答えは難しく、イエスでありノーであるともいえる。イエスなのは、洗車時間が短くなるという理由から。 洗車の前にはクルマ全体を水で濡らすが、雨が降っているならその手間は少なく、軽くシャワーを当ててからそのまま洗剤を使った洗車に移れる。これは洗車した後に洗剤を流す際も同様で、比較的短時間で洗剤を落とせる。 そして拭き取りも最低限でよい。なぜなら、いくらきれいに水分を拭き取ってもすぐに上から水が落ちてくるのだ。 また、雨の日は洗車場やガソリンスタンドの洗車コーナーが空いているというメリットもある。 雨の日の洗車はNGだという場合の根拠は以下になる。 まずはクルマがサビやすくなるというデメリットだ。雨には大気中の二酸化炭素や窒素酸化物が溶け込んでいるため、水道水に比べて酸性が強くなる。この酸はクルマにサビを発生させる原因になる。 つまり、雨中で洗車を行うと、流しきれなかった雨水が車体表面に残ってサビを進行させる危険性があるということ。特にボディのどこかにキズがあった場合にサビやすくなる可能性が高い。 そして当然ながら、雨の日はワックスがけができない。上から雨が降り続いている時にワックスがけをしにくいのは想像に難くないだろう。ボディを少々濡らしてから塗り込みを行うコーティング剤もあるが、この処理も雨が降っていては難しい。 では、梅雨時はどんなタイミングで洗車を行えばよいのか?最後はそのことを考えてみたい。
■梅雨時の洗車はこんな時に実行せよ!
■梅雨の中休みが狙い目!でも炎天下には注意 屋外での手洗い洗車をするのであれば、雨がやんだ時に実行するのがベスト。雨が降っておらず、できればあまり湿度の高くない状況でなら、ほかの季節と同じように洗車ができる。 しかし、梅雨の季節は晴れると一気に気温が上昇し、さらに日中であれば強い日差しが降り注ぐ。直射日光はボディ表面の温度を上げ、水滴を短時間で乾燥させる。このため洗剤や汚れを流しきることができず、塗装にダメージを与えることもある。 ■思い切って洗車機を使う 梅雨時の洗車には機械を使うのもアリだ。洗車機のある施設やガソリンスタンドには屋根があることも多く、屋根があれば洗ったボディにすぐ雨粒が付着することはない。さらに強風で水滴を飛ばすため、拭き取り作業も短時間ですむ。 ここまで見てきたように、梅雨の時期でも洗車にはメリットがあり、効率的に洗車を進める方法もある。愛車をきれいに保ちたいなら、雨だからとあきらめず、積極的に洗車を行ってほしい。