累計116万人を動員した展覧会「デザインあ展neo」2025年春に開催決定!
虎ノ門ヒルズの情報発信拠点・TOKYO NODEで、デザインを体感する展覧会「デザインあ展neo」が2025年4月18日(金)~9月23日(祝)の期間、開催されることが決定。過去2期にわたり、累計116万人が来場した「デザインあ展」をアップデートし、このたび歴代最長会期での開催となる。「デザインあ展neo」とはどんな展覧会なのか、その魅力に迫るため、担当者に話を聞いてみた。 【写真】2023年開業の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」最上部に位置するTOKYO NODE ――「デザインあ展neo」に関して、意図や狙い、ターゲットについて教えてください。 子どもたちのデザインマインドをはぐくむ番組NHK Eテレ「デザインあneo」。この番組コンセプトを体験の場に展開するのが「デザインあ展neo」です。日常にあるさまざまなデザインを、「見る」「考える」「やってみる」といった能動的なアプローチでひもとく作品が並びます。番組同様、「子どもたちがデザインと出会う場でありたい」という想いから、就学前の小さなお子さんから楽しめる展示になっています。触れる作品もありますし、声をだして感想をおしゃべりしたり、踊ったりもできます。普段、子どもと美術館へ行くのはハードルが高いと感じる方も、ぜひお越しいただければと思います。また、子どもから楽しめる展示ですが、子ども向けではありません。物事をあたりまえに見てしまう大人こそ、さまざまな発見をしていただける展示となっています。 ――「デザインあ展」は過去2回でのべ116万人の方がご来場しているとのことですが、その人気の理由はどう分析されていますか? 「あ!」という気づきにたくさん出会えることではないでしょうか。どの作品も、日常にあるごく身近な物事をテーマにしているので、子どもから大人まで、自分なりの感じ方や発見を楽しむことができます。 番組にも参加しているクリエイターやデザイナーが「あ展」のために新しく作る作品は、どれも明快でユニークなものばかりです。前回展では、“おべんとうに入っている梅干しになってその気持ちを体験する”作品や、“歯車になってしくみを動かす部品になってみる”作品などがありました。今回も、「あ展」でしかできない体験を、たくさん用意してお待ちしています。ほかにも番組で人気の、絵を描くコーナー「デッサンあ」を体験できる作品をはじめ、来場者が描いたり作ったりする体験型作品も満載です。見て、考えて、つくって、あそぶ、そんなクリエイティブな刺激あふれる会場をぜひ楽しんでいただきたいと思います。 ――読者へのメッセージをお願いします。 新作35点を携えて、来年春に皆さまのもとにお届けできるよう鋭意制作中です!どうぞ新しい「デザインあ展neo」をお楽しみに。 ■デザインあ展neoとは 「デザインあ展neo」は、NHK Eテレで放送中の番組「デザインあneo」のコンセプトを、体験の場に展開する展覧会。「デザインあ展」は、これまで2013年に21_21 DESIGN SIGHTで、2018年~2021年には日本科学未来館、富山県美術館など全国6つの美術館で開催され、のべ116万人が来場した。3回目となる「デザインあ展neo」では、作品を新たに制作し、子どもたちにデザインについてさまざまな思考・発見を楽しんでもらう展示を行う。「みる(観察)」「かんがえる(考察)」「つくる・あそぶ(体験)」のステップでデザインを体感していく作品や、360度のスクリーンに囲まれて映像と音楽をからだいっぱい感じる作品など、「あ展」ならではの作品群をパワーアップして展開。 「デザインあ展neo」の展示の詳細やチケット情報は続報を待とう。2025年の春・夏には、さらにパワーアップした「デザインあ展neo」に足を運んでみよう。体験型の展覧会に心が躍ること間違いない。 文=久米碧