野杁正明がまさかの連敗。デビュー戦のKANAは対戦を熱望していたメクセンに0-3の判定負け【ONE】
ONE Championshipの「ONE Friday Fights 92」(12月20日、タイ・ルンピニースタジアム)にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級とウェルター級の元王者・野杁正明(team VASILEUS)と元K-1 WORLD GP女子フライ級王者のKANA(フリー)が出場するも、ともに0-3の判定で敗れた。 野杁は今年6月にONE初参戦を果たすもシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)に0-3の判定負けを喫している。野杁は当初、ユセフ・シャルキ(ベルギー)と対戦の予定だったが11月下旬になってONE初参戦のリウ・メンヤン(中国)に相手が変更となっていた。 1R、いきなり仕掛けるメンヤン。野杁はガードを固めるも、メンヤンの右ストレートでダウンを奪う。立ち上がった野杁も反撃を見せるがメンヤンは下がらない。野杁もパンチ、を返すが、メンヤンは押し込んで右アッパー、右フック。野杁はボディーへの前蹴り、ヒザ、インロー。メンヤンは勢いが落ちるもプッシュし続け、パンチを返す。
2Rも前に出続けるメンヤン。野杁はガードを固めしのいで、左ボディー。メンヤンは押し込んで右ロー、右アッパー。野杁は左フック、左ボディー。メンヤンの連打に野杁は右ボディーを返す。それでも距離をつぶして小刻みなパンチのメンヤン。野杁はロープを背負いながらもパンチ、ヒザを返す。ブレイクとなってもすぐに前に出るメンヤン。メンヤンのパンチが野杁の顔面をとらえる。野杁はヒザにボディーを打ち込み、左ボディー。ボディーを効かされるメンヤンだが、前進は止まらない。
3R、メンヤンは前に出てパンチを連打。野杁もパンチを返す。メンヤンは前蹴りで突き放してから、再び前に出る。野杁はボディーの連打からヒザをボディーに。野杁のバックスピンキックがローブローとなり一時中断。再開後、再び前に出るメンヤン。野杁はヒザ、ボディーブローもメンヤンはしのいで前に出る。野杁は左右のフックもメンヤンは距離を詰めてパンチの威力を半減させる。いつしか野杁が鼻血。野杁がヒザ、前蹴り、ボディーブローもメンヤンは距離を詰めて組み付き攻撃を分断。最後まで攻め続けた野杁だったが、決定打を放つことはできず。 試合は判定となり、3-0でメンヤンが勝利を収めた。野杁は2連敗となった。