スターリングのアーセナル加入にレジェンドも大喜び 「彼は我々のユニフォームが似合う」「これ以上ないくらい素晴らしい契約」
トッテナム戦で出番の可能性も
アーセナルのレジェンドであるイアン・ライト氏は古巣にラヒーム・スターリングが加入したことを喜んだ。 エンツォ・マレスカ新監督が就任し、チェルシーで完全に居場所を失ったスターリング。背番号まで剥奪された29歳は移籍期間終了間際で新天地を探さなければならない状況に立たされたが、アーセナルへレンタル移籍で加入することがギリギリで決まった。 イアン・ライト氏はポッドキャスト『Wrighty's House』にてスターリングの加入はアーセナルにとって素晴らしい契約になるだろうと語り、同選手への期待感を言葉にした。『METRO』が報じている。 「リース・ネルソンが...という噂を聞いた後、イプスウィッチ周辺で初めて噂を耳にした。私は、彼についてはどうなるか見てみようと思った。ポートマン・ロードでは素晴らしい声援が起こっているようだ。そこは昔ながらのスタジアムのひとつで、素晴らしい雰囲気だ。しかし、彼がフラムに移籍すると聞いたとき、私は思ったんだ。『ああ、そうか。ラヒームはもうすぐそこまで来ているんだ』ってね」 「契約を考えると、ラヒームと家族は引っ越す必要はない。彼には証明すべき点がある。監督とも面識がある。ローテーションでの出場や経験にも問題はなく、勝者だ。我々にとって素晴らしい契約だ。29歳の彼にとっても、我々にとっても本当に良い契約だ。チェルシーが給料の大半を支払う。これ以上ないくらい素晴らしい契約だ」 「彼がトッテナム戦で決勝点を決めることだけが、状況を好転させる唯一の方法だ。その時、こう思うだろう。『これだ!運命だ!』とね。ユニフォームを着た選手を見ると分かるよ。彼は我々のユニフォームが似合うんだ」 英『THE Sun』によると、スターリングの週給は32万5000ポンド(約6200万円)とアーセナルの中でもトップのようだが、アーセナルはこの50%しか支払わず、残りはチェルシーが負担することになるようだ。高額な給与がネックとなっていたが、これであればアーセナルにとってもいい契約だと言える。 スターリングにはこれまでいなかったブカヨ・サカのバックアッパーとしての役割が期待されるが、スターリングをよく知るアルテタによってかつての輝きを取り戻す可能性も考えられる。そうなると、左ウイングでのスタメン出場を勝ち取ることもあるかもしれない。いずれにせよアーセナルの選手層に厚みが出たことは間違いない。 早ければ、代表ウィーク明けのプレミアリーグ第4節トッテナム戦での出場も考えられるが、スターリングはアーセナルでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部