上武大・新主砲、西原太一「打率4割と4本塁打」で2季ぶり優勝と大学選手権制覇を誓う
関甲新学生野球の上武大は7日、群馬県伊勢崎市のグラウンドで始動、昨秋のリーグ本塁打王でプロ注目の西原太一外野手(3年・宮崎商)が「打ち方の改善とウエートトレーニングの成果がかみ合ってきた。春は(キャリアハイの)打率4割と4本塁打を目標にして優勝したい」と、2季ぶり優勝と大学選手権制覇を誓った。 昨年、レギュラーに定着して急成長。2学年上の進藤(日本ハム)に教わったトレーニングが実り、打球速度は大学トップクラスの161キロまでアップした。秋は3割7分9厘で3本塁打。逆方向の右中間へも放り込んだ。「手だけでなく体幹を使って打てるようになりました」。巨人にドラフト3位入団した先輩スラッガー荒巻に打率は及ばなかったが、本塁打は1本上回った。 昨秋は2位でリーグ3連覇を逃した。V奪回を目指す谷口英規監督は「パワーは荒巻より上。クリーンアップを打ってもらいたい」と、進藤、荒巻に続く新主砲に期待を込めた。宮崎商3年夏は甲子園初戦の直前に、チームが新型コロナ感染で辞退したが、大学ラストシーズンは最高の形にする。
中日スポーツ