45歳の若さで難病と診断された夫「家族の顔も分からなくなる…?」妻の決断とは<漫画>
病気の人を支える家族がもっと楽になれたらいいなと思っています
――ご自身の経験を振り返って、介護をする家族にとってどんなサポートが必要だと思いますか? 吉田:できれば、介護から距離を取れるような支援があったらいいなと思いました。 例えばですが、1週間施設に預かってもらって家族がリフレッシュできるような、完全に離れられる時間を作るのが必要なのではないかと思います。 ――吉田さんのお母さんは、お父さんを看取る直前まで介護サービスをあまり利用していなかったのでしょうか。 吉田:恐らく、行政の支援制度は年々よくなっていっていたのだと思いますが、母は調べられていなかったのでサポートを受けられていなかったのだと思います。 後になって、家に散髪に来てもらえたり、要介護者が家で過ごしやすくするリフォームしてもらえるサービスなど、色々なものがあると知りました。 サポートを受けるためには、自分から調べる労力をかけなければいけないのだと思います。 病気の人を支える家族がもっと楽になれたらいいなと思っています。 病気に対する理解が広まることで、看護や介護をしている人達をサポートしようという考えが広がっていくと思うので、まずは病気について知っていただくことが大切なのかなと思っています。 <取材・文/都田ミツコ> 【都田ミツコ】 ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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